稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 仕事の参考に。海外事業もインバウンド→地方みたいな流れでいろいろやれるよね、と。
    まず、筆者が早稲田大学高等学院出身であるということで評価3割増し。引き続き我らが母校のレピュテーション強化に貢献いただきたく。
    中身も「本気で自力でやって儲けないと続かんよ」とメッセージが明快。こういう当たり前のことを繰り返し強調せねばならないほど、他力本願、且つ採算以上に重要視されるお題目があるケースが多いということなのだろう。関係者が増えれば増えるほどそうなるよなあ。「そもそも、補助金メニューのモデルとなった成功事例には、補助金が入っていないからこそうまくいったケースが非常に多い」に納得。
    また、安易なクラウドファンディング依存への批評も的確。そういうプロジェクトにはカネはあつまらないだろうけどね。
    Kindleのハイライト状況を見ていても、かなり本気で読み込んでいる人が多いように見受けられたので、今後は「稼ぐまちの財務諸表」とか、もっと数字で語った実践編が出ることを期待。

著者プロフィール

木下斉
1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、00年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と設立し、既に350名を超える卒業生を輩出。20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足している。また内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザーも務める。著書『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』『地方創生大全』等多数。

「2021年 『まちづくり幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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