- Amazon.co.jp ・電子書籍 (130ページ)
感想・レビュー・書評
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それぞれのプラットフォームが掲げる”共有価値観”を理解し、深く・楽観的にPFに向き合うことで
→まだ見ぬ素晴らしい景色を見に行ける(プラットホームの語源にかけて)
google:マインドフルネスに至る余裕を生むサービス
弊社:マインドフルネスそのものへアプローチするサービス -
巨大プラットフォーマーは、ユーザーの行動履歴を貯めるほどにその中での利便性だけでなく、楽しさ、ひいては幸福度まで高められるよう日々優秀な人材が改善を重ねている。
その事例がさまざま紹介されているがマズローモデルで語られる「自己実現」のような高次な次元ではGAFAに敵う気がしないが、「消費」に関してはアマゾンはスペックや価格で比較する「ローコンテクストな高い生産性」に特化しているのに対し、日本では「ハイコンテクストな過剰な消費体験」が独自に育まれているという指摘が特に印象に残った。「コミュニケーション消費」と尾原さんは呼んで、ゼクシィ(リクルート)の「幸せの迷いの森」や、楽天のワイン市場の盛り上がり、AKB48と連歌の共通性などで説明している。
21年2月に再読して改めて思ったのは、この本で尾原さんの主張された「プラットフォームと幸福度の関係性」から「GNH(ブータン)」などの幸福指数やフィンランドなどの幸福度ランキング上位国の動向が今の関心事になっていたり、「コミュニケーション消費」から「プロセス消費」や「贈与論」への深堀りになっていたりすると認識できた。 -
本書では
「プラットフォーム」
とは、
個人や企業などのプレイヤーが参加することではじめて価値を持ち、また参加者が増えれば増えるほど価値が増幅する、主にIT企業が展開するインターネットサービス
とあります。
僕の中では
Facebook
は欠かせないプラットフォームになりました。
ここで古い友人とも見知らぬ友人とも繋がりができました。
「シン・リレーションシップ・マネジメント」
シンは薄いと言う意味です。
僕のよく言う「薄ーく広ーい」弱い連帯です。
Facebookは見知らぬ人とも毎日繋がることができます。
また卒業以来会えなかった友達と会うことも話すこともできます。
薄ーく広ーくを毎日というのが重要です。
これまでの人間関係に革命が起きたようなものです。
「毎日同じ職場の同じメンツで飲みに行く」
そんな濃く深い人間関係からFacebookで毎日いいねで繋がる関係に。
時間対効果で言うと後者の方が僕は性に合うし重要やと思います。
これがFacebookの「共有価値観」です。
Facebookのミッションは
「人々に共有する力を与え世界をより繋がれたオープンなすること」
やそうです。
まさに共感します。
「自己中心的利他」
社会に役立つことをし続けると行き着きます。
自分のやりたいことをやってるんやけど誰かの役に立っている。
承認欲求が満たされることでさらに好循環につながる。
日本はそんな土壌があるんやなと再発見できる本書でした。 -
・Googleの価値観にとても共感して、ちょっと働いてみたくなった。(one of playersになっても、その在り方を体現できる気はしないので、しないけど。)
今を味わい尽くすのがマインドフルネス。これを作るのがGoogle。
・問題解決を実行に移すエグゼキューションに価値がある。それなすぎる。
・収穫逓増(生産規模が大きくなると、より効率的に生産できて、生産増分よりも収穫量が増えること)がプラットフォームにおいて大事、ということは、覚えておきたい。
・日本のポテンシャルは、B to B to Cにある。
・原体験に、とても共感したし、とても愛のある優しい方なのだと思った。それでいて、世界を変える、動かす武器を持っているのがかっこいい。。
・私にとっての読書は、やっぱり、人を好きになるところから入るのがいいね。
・人を繋ぐこと、繋がりを持つことの価値は、本当にその通りだと思うから、やっぱり、今年は、繋がりを増やしていきたい! -
プラットフォームの知識は現代のリベラルアーツだと言い切り、どこまでも楽観的主義なのが気持ちいい。米国IT企業の共有価値観、台頭するシェアリングエコノミーサービス、リクルート・楽天・iモード等の日本的プラットフォームの特徴に関する考察が面白い。
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世界で最大のプラットフォームは国家
2000年代以降の世界は国家を越えるプラットフォームが登場してきた時代。
クレジットカードができる前にあったのが、
つけ払いの商習慣。
客ごとにつけ払いしていいかの判断、月末の支払いの連絡の手間を各店舗が負って、管理していた。
それを一定の手数料で可能にしたのがクレジットカード。
クレジットカードというプラットフォーム
Google 親友とのバカ話
アップル 人間を変える存在
共有価値観からの世界の見方
課題設定能力
カーンアカデミー
シェアリングエコノミー
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アマゾン、アップル、Facebookを始めとした、今、覇権を握るプラットフォーム企業の強さの源泉。またそのビジネスモデル。当たり前を作ってしまう強さが書かれている。
最後の方の具体例は少し冗長に感じた。 -
iモード発売時の熱狂を知っている私には、iモードの開発話が面白かった。
FacebookもTwitterも、なかなか使いこなせないけど、頑張ろう。
楽天の商品ページはゴチャゴチャしてるな、と思ってたけど、ウィンドウショッピングのような「探索買い」を実現させるための物と知った。確かに、服など「いいのがないかな」とブラブラ探すには、Amazonより楽天の方が、情報量が多くていいかも。 -
内容はプラットフォームの教科書と重複する点が多々ある。こちらはより筆者の体験ベースが主となり、リクルートの話題が多い。また楽天、食べログ、ぐるなびなど読者が顧客として身近な例も多いのも特徴。またプラットフォームから発展して、プラットフォームに携わる企業がどう有能な人材を育て確保していくのかという点について触れられているのも興味深い。
主なキーワード(プラットフォームの教科書との重複がないもののみ)
・エグゼキューション能力
・課題設定能力
・ソーシャルアンプリファイヤー(retweet機能)
・アマチュア
・fablab
・リクルートのバンドエイド戦略(ゼクシィ)
・食べログ ぐるなび比較
・楽天のEC戦略 -
中身が薄かった。錚々たるIT企業を渡り歩いた著者の自慢にしか読めなかった。
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筆者自身が経験してきたプラットフォームのありかたと、大手企業のプラットフォームとして仕組みを説明されている。
今読んでもおくと普段触れるサービスのビジョンだったり、目的なんかを意識できてためになる本
楽天の楽天市場、NTTドコモのiモード -
mixiはなぜ失速したか。Twitterの登場によってMixiボイスというメッセージ機能を追加したために、mixi本来のプラットフォームが崩れていったと解説している。GAFAという成功事例ばかりに目を向けるのではなく、失敗事例から学ぶことも有意義だと気づく。エンジニア向けの設計思想の学習にも良い。
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著者の言葉を借りると、プラットフォームとは以下のように定義される。
<div style="padding-left:20px"><font color="navy">個人や企業などのプレイヤ ーが参加することではじめて価値を持ち、また参加者が増えれば増えるほど価値が増幅する、主にIT企業が展開するインタ ーネットサ ービスを指します。少し専門的に言い換えれば、ある財やサ ービスの利用者が増加すると、その利便性や効用が増加する「ネットワ ーク外部性」がはたらくインターネットサービスです。</font></div>
iモ ード事業立ち上げ支援、リクル ート、Google、楽天などの新規事業企画などに携わってきたという”華麗なる”経歴を誇る著者(年齢は自分と2歳しか違わないが)。
本書の前半では、世界を牛耳るプラットフォーム企業である、Google、Apple、Facebookの目指す「共有価値観」について解説されるが、より強く関心を惹かれたのは「日本型プラットフォーム」についてのほう。
例えば、リクルートの「配電盤モデル」。
「ゼクシィ」に代表されるように、企業(B)と顧客(C)の両方をバランスよく増やしていくループを基本に、「幅」と「質」のループを加えていく。
また、爆発的普及期のiモードが参加企業側のアシストをした「健全な保護主義」。
新機能を使ったサ ービスの市場が形成されるまで、リスクをとってサービスを開発してくれたコンテンツプロバイダーを優遇する(保護する)施策をとっていた。
いずれも、企業側(B)の支援に強いという日本型プラットフォームの特徴をよく示す事例。
別の観点では、一大ブームとなった初期のミクシィのラダー設計。
ラダ ーとは「はしご」。
ミクシィというサ ービスを使うにあたり、ユーザーがはしごをのぼるように、最初は気軽に行えることからはじめてもらい、徐々にプラットフォーム運営者が望む行動をしてもらうように自然に誘うこと。
このラダー設計がよくできていた。
…といったあたりはプラットフォームを成功させるためのポイントをよく捉えていると思う。
個人的に、プラットフォーム・ビジネスには馴染み深いので、新たな知見を得られたというほどでもないのだが、プラットフォームのポジションを得たプレーヤーこそが強い、というのって案外世の中でちゃんと理解されていないのだよな。
世間を揺るがしているポケモンGO、はたしてプラットフォームとなり得るかどうか。。 -
プラっトフォームの考え方はわかったが、だからどうしたという気もする。
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月替わりセールということで、気軽に購入した。
なにこれもの凄くわかりやすいじゃないの。定義がいちいち素晴らしい。 -
2015年71冊目
本書ではIT企業が提供する多くの利用者が利用することでより価値が上がる基盤をプラットフォームと言っています。
具体例として
海外ではGoogle、Apple、Facebook
国内ではリクルート、iモード、楽天 を紹介。
私としては、Googleがグーグルグラスに込めた哲学と目指す世界
そして、なぜGoogleが自動運転のクルマを作るのか? と言った点や
AppleのiPadのコマーシャルビデオに込められた思い。そして両者の違いについての解説が興味深く面白い内容であった。
フェイスブックについては、これまでは人の行動履歴はブラウザに残っていたが、スマホ時代になりアプリごとにサービスを利用するようになると広告ビジネス側はユーザーの行動を把握できなくなっている事。それを把握している事でフェイスブックの存在は価値を増しているという見方はなるほど思わせてくれる。
またiモードが作った基盤は世界が、世界中の見本になっていることやリクルートのゼクシイやガテンなど雑誌をベースとしてプラットフォーム、楽天が作る欧米とは違った考えのインターネットモールなど日本も中々やるなーという感じです。
なんとなく使っているインターネットサービスですが、こうしてそれぞれを分析されたもの読むのは大変参考になりました。
おすすめの一冊です。 -
現在のグーグルやアップルが創造する理想のユーザビリティの世界観、fbやツイッターなどSNSの情報発信のあり方、その走りとなったドコモのiモードなどを例に出して、そもそもプラットフォームが世界にどんな影響を与えるかを解説しています。
それ以上でもそれ以下でもありません、解説本です。
これを知り何に活かすかは書いてないので自分次第ですが、使えるとは思います。視野を広げるにも、学生の小論文対策にもよいでしょう。