嘘つき溺愛ダーリン 【イラスト付き】 [『嘘つき溺愛ダーリン』シリーズ作] (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎コミックス
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  •  世間知らずだけど、天才肌のプログラマー・芳川雪穂は在宅で仕事をしていて、誰かに呼び出されない限りは家から出ない「広義のひきこもり」。
     そんな中、心配する伯母から持ち込まれる見合い話にうんざりしていた。そのため、今後見合い話を持ち込まれることのないよう“男の偽恋人”を作り上げることにした。相手に選んだのは、行きつけのレストランの学生アルバイトの高遠晴久。個人的な話もしたことない雪穂の頼みをきいてくれた晴久は、それどころか雪穂のことを「恋愛対象にできる」と言う。
     二人は恋人っぽさを演出するために同居を始めるが、雪穂に対する好意を隠そうとしない晴久は雪穂のことを力の限り甘やかし、お世話をしてくれて……
     という話でした。

     実はクセモノだった攻めが、世間知らずだった受けをデロデロに甘やかして、自分なしでは生きられなくしてしまう話。
     雪穂には実は重ための過去があって、それが理由で人を深く愛することができないんですが、この話のすごいところは雪穂にげろ甘の晴久が、そこに対しては「それでもいい」って雪穂を甘やかさなかったところです。
     最後の最後には雪穂に対して「自分で選ばせた」ことです。
     ただただ雪穂を甘やかすだけではなかった晴久恐るべし!!!! となりました。
     本当の愛はなんなのか、ちょっと考えさせられる話でした。
     依存的な関係に逃げない二人の話を読みたい人にオススメです。

  • 間之先生の作品を読了したは3冊目です。
    甘々、ほのぼの、別作品の登場人物がリンクするのが大好きな私にはドツボの作家さんです!
    どの作品もハッピーエンドで幸せな気持ちになれます。

  • 甘々でよかった

  • 主人公・受の雪穂が浮世離れしすぎた甘ったれで、それなのに周りに甘やかされていて非常にイラついた。いわゆる、世間知らずのかよわい天然姫タイプ。友人の風見も、厳しく接しているとあるが全然厳しくない。友人に甘やかされ、攻にも甘やかされ、境遇には多少同情はできるもののいい年してまだこれかよ!?っていう。私が攻ならこんな受絶対嫌〜。お兄ちゃんのお嫁入りが好きだったからスピンオフに手を出したんだけど…自分に合わない受が主人公だと、こんなに読むのがツライものなのだな。評価が高いようなので私は少数派でしょうね。

  • -----
    超世間知らずだけど天才肌のプログラマー・芳川雪穂は、伯母の持ち込む見合いを断るために、顔見知りの大学院生・高遠晴久に偽装恋人役を依頼する。伯母に信じてもらうため、同居して恋人っぽさを出すための“ラブラブ恋人リスト”を一つずつ実践していくことになるが、以前より雪穂に好意を持っていた晴久は、力の限り甘やかし、お世話をしてくれて…。
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    次々と見合い話を持ち込む伯母に、あきらめてもらうために、同性の恋人を偽装して・・・という話。
    雪穂は数学オタクでひきこもりな天才プログラマーで、偽装恋人を頼まれたのは、いきつけのレストランでアルバイトをしている大学生の晴久。晴久は雪穂に好意を持っていて、二つ返事で引き受け、恋人らしくなるためにと速攻で同居し、これでもかと雪穂の世話をしたおして、最初っからラブラブ甘々な雰囲気なんだけど、雪穂にはトラウマがあって、恋愛感情を知らなくて、無意識に人を好きになることを拒否している。
    晴久が大らかで辛抱強くて、穏やかな笑顔の裏に強引で腹黒なところも隠し持っていて、まったくもってデキブツで、そんな彼に溺愛される雪穂の可愛さときたら、もう、たまらんです。
    雪穂のトラウマ話は悲しいけれど、全体的にほんわかふんわりと幸せなお話。

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