イオニアの風 (中公文庫) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • ギリシャ哲学と聞くと、堅苦しいし、話が複雑でとっかかりにくい印象を持っていたが、この本は神話から若干内容を変えている部分があるものの、物語風になっておりすごく読みやすかった。
    それぞれの神々が何を司るのか何度も描写されているため、もっと知ってみたい神も出てくるなと感じた。

    ページ数は多いものの、最初から最後まで楽しんで読むことができた。

  • 一部 トロイア戦争が主たる話
    幕間 トロイアの英雄 オデュセウスとキルケの話
    三部 オデュセウスの息子テレマコスとナウシカの話

    上記の3部からなる ギリシャ神話の光原百合版。


    文句なしに面白かった。 ギリシャ神話を知らなくても楽しめた。
    三部のテレマコスの物語の為に前の2つの話があると言っていいくらい3部の物語が中心になっている。
    テレマコスの冒険と成長の物語と言ってもいいと思う。
    登場する神々もどこかで聞いたことがある名前で、そういう神なんだと知ることが出来たし、神神お個性、登場する人間の個性が際立っている。

    あとがきにあるように、ギリシャ神話を読んでからこちらを読むとより面白いみたいだが、こちらを読んでからギリシャ神話を読んでも面白いようなので是非読んでみようと思った。

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著者プロフィール

広島県尾道市生まれ。詩集や童話集を出版したのち、一九九八年『時計を忘れて森へいこう』でミステリ界にデビュー。二〇〇二年「十八の夏」で第五十五回日本推理作家協会賞短編部門、十一年『扉守 潮ノ道の旅人』で第一回広島本大賞を受賞。主な著書に『星月夜の夢がたり』『イオニアの風』『風の交響楽』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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