一路 (上) (中公文庫) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 小野寺一路は、代々参勤交代を差配する家に生まれた。
    父親が失火で急死し、その後の参勤交代を、父親から何も教わっていない一路が差配しなければならなくなった。
    参勤交代が始まった頃から代々受け継がれている1冊の「行軍録」を頼りに、江戸への道中が始まる。

    父親の失火の汚名を晴らし、小野寺家を存続させなければならない。
    参勤交代の不手際はお家取潰しの口実になるため、失敗は許されない。
    この参勤交代中にお殿様を亡き者にしようとの謀略がある。

    この難題をどう乗り切るか?

    「行軍」のスピード感と、謀略のハラハラ・ドキドキ感で、あっという間に読み進む。
    こういうテンポの良いお話が、浅田次郎はうまいよな~。

  • 下巻の書評を参考にしてください。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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