一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 駅員・夏目が駅で起こる騒動を解決する短編3話。客の紛失物や駅の幽霊騒ぎはハートウォーミングに解決。3話目の大雪で孤立した車両の救出劇は、とても緊張感のある話だった。謎解きというよりは駅員達のお仕事小説的な感じで思っていたものとは少し違ったが、個性豊かな駅員達とライトな作風でとても楽しかった。

  • 「ホーム事務室」というのがあって、そこで調理が行われているなんて知らなかった。
    どのお話も、感動的で素敵な終わり方。
    駅長の正体にびっくり!
    最後でいろんな話が繋がるのは、予測できたけど気持ちいい。

  • タイトルの通りのお話ですね。
    鉄道員である夏目壮太を探偵役にした、鉄道系日常ミステリ。
    そこに、うまく行かない就職活動に疲れ切った大学生の俊平の話を
    交えつつ、3つの短編はひとつの大きなゴールへと向かっていく、
    そういった連作短編集。

    ただ、ミステリと呼ぶには少し軽いかな。
    読者も推理をし易いと思う。
    最後の話はむしろミステリじゃなくて青春モノになってたしね。
    謎といえば駅長さんのことくらいか。

    本格的なミステリを読みたい人にはオススメできません。
    鉄道は動いて当たり前。
    そんな精神で働く駅員たちの日常にミステリがスパイスとして
    加わっている、そんな物語として読むには良いかと。

    個人的にはとても好きな部類なので『二番線』も読んでみようと
    思い、すぐにkindleでポチッとしてしまいました。

  •  小説以前にこんな鉄道会社ダメでしょう。言ってる事も甘々で、必ず涙する感動のって誇大評価。

  • 小さな鉄道会社の人達のプチ推理と奮闘記。
    こういう地道ながらも使命感に燃える職業は
    憧れます。
    ホラー以外も書くんだってビックリ。

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著者プロフィール

1985年、東京生誕。一橋大学経済学部卒。著書は他に「!」「!!」「!!!」「!!!!」「暗黒学校」「最悪彼氏」(ここまですべてアルファポリス)、「占い処・陽仙堂の統計科学」(角川書店)、「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(幻冬舎)などがある。

「2016年 『殺人鬼狩り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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