おはよう、いばら姫(1) (デザートコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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  • 全6巻。

    お金が欲しい高校生の哲は、進学しないで就職がしたいと高2の秋に家族に話した。しかし、バイトもしたことがないくせに甘いと父親と喧嘩になる。3か月間の親子喧嘩のすえ、父親のやっている家政婦紹介所で「卒業までの間」「怠けず」働けるか勝負することに。

    春休み。順調に働く哲はバイト先のお屋敷で女の子と出会った。その子は近付かないようにと言われていた離れに1人で住んでいる、この家のお嬢様。
    哲はお嬢様に恋をした。


    全6巻読んで。
    ちょっと不思議なお話です。

    1巻で、お嬢様は親と何年もまともに話していない、多重人格だということがわかります。しかも、ただの多重人格ではなく…。

    哲が関わることで変わっていくのか。哲の恋はどうなるのか。なんですが、ワケアリの変わった女の子との恋の話だけでは終わりません。

    小さいころからの友達からの秘密の告白。どうして哲はお金が欲しいと思ったのかの話から、親世代の話へ。
    志津の父親に苛つきまくりでしたが、最後までそう思う事はできませんでした。

    そして、お嬢様の成長とともに近付く別れの時(哲とお嬢様の別れではないです)。

    5巻、6巻は泣かずに読めませんでした。

  • 1巻〜3巻までの感想。
    花野井くんが好きなので森野先生の他の作品も読んでみようと以前一度一気に読んでみて、ちょっとこわい?むずかしい?印象を持ち、間を開けての再読。
    バイトしてお金稼ぐのが生き甲斐?の高校生哲くんがお屋敷の訳アリお嬢様と出会うけど、お嬢様には秘密があって、二重(多重)人格かな?と思ったらそうじゃないみたい?で、んんん?どゆこと?と理解するのが、まずむずかしいのかな。(でも考えてみたらそれって哲くんと同じような体験をしてるってことかも。それはそれでそういう描き方してるんだとしたらすごいな)
    読み返すと最初から伏線があるなーと思うけど…いや〜これは一周目では気づけなかったな。
    2巻で哲くんも私も(笑)色々慣れてきて、3巻からは哲くん側の事情も明かされきて、面白くなってきたなと感じました。


    【11/7追記】
    3巻の感想書こうと思ったら難しかったので、わかってることをまとめておこうと思います。

    主人公は高校生の哲くん。高2の秋、進学せず就職をしたいという哲くんは父親と大喧嘩。就職希望ならアルバイトしてみろと、高3の春休みから、父が所長の家政夫紹介所のお仕事=お屋敷の家政夫バイトをやることに。
    哲くんは既にアルバイト(新聞配達?)してお金を貯めてるみたいなのに?と思ったけど、家族には新聞配達してることはナイショで、部活をやってるってことにしてるっぽい(※まずこれがちょっと分かりづらかった)。
    哲くんはお屋敷の離れに住むお嬢様・志津と出会い、どこか寂しげな笑顔や明るい人柄に魅了されて告白するも、告白後に会った彼女は別人のよう。
    明るいときの志津は志津ではなく『ハルさん』らしい?
    見た目健康そうなのにお屋敷の離れに隔離されている=二重(多重?)人格だと解釈した哲くん。閉じこもってばかりは良くないと志津を外に連れ出したところ、学校のプールで怖〜い体験が。
    オカルトが苦手な哲くん、一度はその場を離れるも、お友達?の千紘くんに救急車を呼んでもらい志津は病院へ。
    そこで志津の本当の体質が明かされる。
    (※コワ〜!と思ってちゃんと読んでなかったけど、この恐怖体験が彼女の体質を理解するには重要だったのね、と読み返して気が付きました…)
    志津を危険な目に遭わせてしまい、哲くんは家政夫バイトのクビを覚悟するけど、実は哲くんの両親と知り合いだというお屋敷(空澤家)の奥様に、仕事として志津の面倒を見てほしいと頼まれる。
    哲くんがお金を稼いでる目的は、お母さんのためなのかな…?

    1巻の描写だけでもお母さんが入院してるっぽいことや哲くんがお見舞いに行ってることはうかがえるけど、なんで父親に黙ってお金を稼いでるのか、この時点では謎なんですよね。哲くんが志津に同情的なのは、入院してるお母さんと家から出られない志津さんを重ねてるのかなって感じも受けるので、ラストの『大切な人』が誰を指してるのか、お母さんとも志津さんともとれるのでミステリアスです。

  • 家政夫の仕事場のお嬢様に「また会いに来て欲しい」と言われた男の子の話。

    多重人格者らしいお嬢様ですが、なんだか話が漠然とし過ぎているのか、あんまり先に興味が持てませんでした。

  • いやぁ、つらかね

  • 思いもよらない展開の連続で、ハラハラドキドキしながらページをめくった。
    びっくり。
    でも切ない。

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著者プロフィール

森野萌(もりの めぐみ)
月刊『デザート』(講談社)に『マイ・フェア・ネイバー』が初掲載。同誌で2014年に始まった初の本格連載『おはよう、いばら姫』が『このマンガがすごい!2016』オンナ編にランクインするなど注目を集めている。現在月刊『デザート』で連載中の『花野井くんと恋の病』が、第45回講談社漫画賞少女漫画部門受賞。

「2022年 『花野井くんと恋の病(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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