透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~(1) (Kissコミックス) [Kindle]
- 講談社 (2015年5月13日発売)
本棚登録 : 339人
感想 : 13件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (178ページ)
感想・レビュー・書評
-
産婦人科で生まれゆく命、消えゆく命。
非常に重いテーマも扱われる。
非常に、考えさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵や文面の軽さに反して、なかなかヘビーな内容。
それぞれの話に涙しながら読みました。
不倫の末に生まれた田中さんの赤ちゃん
虐待死ではないことを信じたい。 -
見習い看護師の目を通してみた産婦人科の出来事を読むと感じるのは、妊娠という行為の責任をとかく妊婦である女性がなんだかんだ結局はひとり抱え込んでいる、という事実。新たな生命を生み出していくという行為を、周囲の人々を代表して行っていると考えれば、周囲全体が負うべき責任なのに、たった一人の「経験に乏しい」女性が結局は一人悩んでいる姿にたどり着く。そしてこんなにも「望まれない命」というような身勝手な事情が多いのか、という事実。「病気じゃない」「誰だってふつうにしていること」という昔ながらの価値観が、これだけ少子化の時代になっていて少しも「ふつうのことでない」のにまかり通っている不思議。まだまだ社会は妊娠・出産に対しての認識が甘いということに気づかされる。