NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2015年 8月号 [雑誌]
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2015年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 4910068470850
感想・レビュー・書評
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ローマ教皇の挑戦
ラオス空襲の時代を越えて
水族館から大海原へ
トゥルカナ湖の不透明な未来
南太平洋に沈む旧日本軍の船詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
「神は新しいことを恐れません」
この言葉に感銘を受けた人は多いだろう。
フランシスコⅠ世の人気は、先々代教皇ヨハネ・パウロⅡ世以来、それ以上になるのではないだろうか?
威厳在るカリスマ性ではなく、庶民的で何処か人をほっとさせるお人柄を垣間見る。
カトリック、巨大宗教の総本山であるバチカン。
弱者の寄辺、精神的な寄す処(縁)であるはずの宗教でも、巨大化しヒエラルキー化した時に、その弊害が現れる。
カトリックの行き詰まり――権威主義や教義の形骸化を憂う。
同性愛について否定しない考えは、本当に愛を感じている人達が苦悩することへの救済だと思う。「教義に反している」と言う人もいると思うが、教義は欲望のはけ口としての同性愛を否定したのであって、愛を否定した訳ではないのではないと思うのだが……
改革者と言われるフランシスコⅠ世だが、守旧派にも配慮しているという。
それは必ずしも消極的な意図はないと私は思う。
バランスを取りながら、フランシスコⅠ世が人の支えとなる宗教としてカトリックが活力を得るための原動力になることを信じている。 -
何もない写真がとても感動した。
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神は新しいことを恐れません。だからこそ、絶えずあたしたちを驚かせ私たちの心を開き、思いもよらないやり方で私たちを導かれるのです。
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現教皇がいかに、前任者のベネディクト16世と違うのか。貧者庇護の教皇として清貧を志され、今までの教皇と違う人格をお持ちなのか人格を中心に取材している。他にも第二次世界大戦の沈没戦艦や、海中で朽ち果てていく零戦の美しい姿の写真などが載っている。