満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 (角川新書) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • (電子書籍版を登録しちゃったけど、じっさい読んだのは紙の本です)
    単に満洲の歴史を描いているのではなく、「関東軍の暴走が日中戦争・太平洋戦争を引き起こし大日本帝国が滅んでいった過程」と「現代でも見られる、日本や会社が暴走しつつある過程」との類似点を描き出していて、とても面白かった。

    満洲はすんなり掌握できたのになぜ中国を掌握することができなかったのかを、2つの国の村の成り立ちから考察するのは新しい視点だった!

    日本の天皇は「守られる王」であって「守る王」ではない、というのは目から鱗。

  • 先の日本の戦争は本当にただの自爆。今も似たようなことを始めてる。

著者プロフィール

東京大学東洋文化研究所教授。1963年、大阪府生まれ。
著書『「満洲国」の金融』『貨幣の複雑性』(以上、創文社)、『複雑さを生きる』(岩波書店)、『ハラスメントは連鎖する』(共著、光文社新書)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『経済学の船出』(NTT出版)、『原発危機と「東大話法」』(明石書店)、『生きる技法』『合理的な神秘主義』(以上、青灯社)、『生きるための論語』(ちくま新書)、『満洲暴走 隠された構造』(角川新書)ほか

「2021年 『生きるための日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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