聖の青春 (角川文庫) [Kindle]

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著者 : 大崎善生
  • KADOKAWA / 角川書店 (2015年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (258ページ)

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聖の青春 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 前から気になってた故・村山聖九段に関するノンフィクション。Kindle化していたので購入。
    師匠の森七段とのお話とか、聞いていた以上で凄い・・・。ミーハーだけど将棋にまつわる話はおもしろいなあ、もっと色々読んでみるか。

  • 15年越し課題図書。
    親子愛、ライバル関係、友情、そして濃ゆい師弟愛。マザーテレサのような森師匠がいちばん興味深い。そういうふうに、森さんを描いている筆者、森さんと筆者の関係性も極めて特殊。
    まわりを巻き込むエネルギーと愛嬌をもっていた村山棋士。「命をかけて指す」、それを実際に、29才の若さでやってしまったひと。他の棋士にとっても、シンボル的な、たいせつにしたい存在なんだろうな。

  • 悲運の棋士の話。
    根性と努力、棋士会という勝ち負けが全ての世界の中でも異彩を放つ。
    三月のライオンでこんな人いた気がする。程度の知識でも、将棋なんて知らなくても楽しめる。
    何事にも懸命なのが読んでて苦しくなる。
    森師匠はいい人だなー。

  • 死を身近に感じながら生きる聖のすごく太くて短い人生のお話。ほんとは誰でもいつ死ぬかわからない。やりたいこと、達成したいこと、にはとことんこだわらなければならないな。聖のように。

  • 筆舌に尽くしがたい。少し本を開くだけで涙が出てくるので、読了まで長くかかってしまった。

  • 松山ケンイチさんの主演映画で村山さんの存在を知りました。
    自分の人生をとことん精一杯に生きぬいたとても強い方だと思いました。
    命を使い切るために決して妥協せずにひたすらストレートに物を言っていく姿に自らのあり方を省みました。

  • 映画化されて話題になっているということで読んでみた。病と戦いながら常に死を隣り合わせでありながら、ひたすらに名人を目指して将棋に打ち込む姿は、そりゃー感動するよ。するんだけどね、何日もお風呂入らないとか髪も洗わない切らない爪も切らない部屋は本と漫画とゴミで埋まってるっていうのが。。。いやそれもすべて聖の魅力であるわけなんだけれどもね。それはわかるんだけどもね。あと、将棋わからないからイマイチわからないとこが多くてね。。。

  • 映画化と言う事で読んでみました。羽生さんフィーバーの同時期にこんな魅力的な棋士がいたとは。将棋ファンではなくても村山聖さんの生き様に心打たれる事と思う。また回りの棋士達もとても魅力的で特に師匠との出会いは彼の人生の中でかけがえのないものだったと思う。「是非読んでみて」と人に薦めたい一冊です。

  • 難病と戦いながら将棋の名人を目指し29歳で亡くなった村山聖の伝記。普通では考えられないほどの肉体的精神的苦痛を味わいながらも、ひたすら名人という目標に向かう村山に感動しました。

  • 将棋棋士、村山聖の人生を描いた本。
    読んで良かった。
    *
    聖は幼少期に腎ネフローゼという重い病にかかってしまい、入退院を繰り返す中で将棋に出会い熱中していく。
    当時最年少で名人まで上り詰めた、谷川浩司九段を倒したいという一心で将棋を勉強する日々。
    *
    この時代は後に羽生世代と言われる、私でも知っているような錚々たるメンバーが出て来て、将棋界の歴史を塗り替えていく。
    この辺りの描写がもうすごくて。
    …ゾクゾクした。
    面白い本を読むとこのゾクゾクが来るんだけど。
    久々にこの感覚来た。
    *
    聖がトボトボ歩いて来る様子や、頭をぽりぽりかく様子は想像すると可愛いし。
    師匠の森さんや著者の大崎さんとのやりとりはとにかく微笑ましい。
    森さんとは、本当に強い絆で結ばれていたんだろうなぁと思う。
    *
    そして、最終章とエピローグでは涙が止まらなくなってしまった。
    中盤のエピソードでも、胸がきゅってなって切なくなるシーンもいっぱいあるんだけど。
    もう最後はポロポロ涙出て電車の中で読んでたから困った。
    *
    松山ケンイチ君の映画版も早く観たくなった。
    でも、この原作もみんな読んでみて。
    色々考えさせられるよ。
    2016年、残り一月半であと何冊読めるか分からないけど、今年読んだ本の中で断トツ1番良かった。
    また読み返したい一冊。

  • 難病という不運を抱えながらも、将棋というチャンスに出会い、自分の可能性を広げ、求道者として最後まで自分のやりたいことを貫き通した村山聖という人間の激動の人生に何とも言えない憧憬の念を抱いた。

  • ふだんもっぱら小説ばかりで、ノンフィクションはほとんど読まない私がこれをなぜ読もうと思ったのか、というと、おそらくその文体が多分に小説のように抒情的だったからだと思います。
    本人による手記でも、家族による手記でもない、第三者の大崎さんだからこそ書けたのであろう、「感傷的なほど近くはなく、けれどあたたかみのある」文体がとてもいい。
    読みやすくって2時間くらいで読めてしまうけれども、泣きました。

    この本は29歳の若さで夭折した天才棋士、村上聖の一生を追っています。
    幼いころ罹患したネフローゼが呪いのようにつきまとって、将棋と出会って救われ、救われては打ちのめされ、裏切られ、光を与えられ、体の弱さに足をとられる。
    彼の生き方には、運命に対する怒りや理不尽と、そこに抗おうとする強い意志と、踏みつけられて味わった痛みを他人に味合わせまいというやさしさが、複雑に絡みあっている。
    複雑に絡みあっているので、やさしい人のように見えても、<名人>を目指して人を蹴り落してでも一番をとることに固執するし、大阪でも東京でも広島に住む母親を呼びつけては世話をさせ、用が済んだら追い出すし、野宿を強いたりもする。
    たぶんこれは甘えなのだろうとは思うけれど、この本は棋士としての彼にフォーカスしているせいか、棋士仲間や師匠にはとても親切にするのに、家族との関係性の中での聖という人をみると、随分ひどいんじゃないかと思うことがありました。(特にお母さんに対する態度)

    ただそれでも、ただ努力だけを積み重ね、
    圧倒的な力の差にはむしろ闘志を燃やし、
    己の心に素直に生き、あの羽生善治と何度も対等に渡り合った。
    魂を燃やすようにすべてを将棋に賭け、そしてそれによってきっと多くのものを彼は得たのだろうと思います。
    けれど、同じくらい手に入らないものを実感し、諦めていて、<神様除去>なんて願ったのではないかなあ。

    その生きざまにはっきりと表れる光と影、矛盾が、人間らしい葛藤を描きだしています。
    くしくも私はもうすぐ、聖氏が亡くなったのと同じ年になるのですが、自分はこれだけすべてを賭けて魂を燃やしているか、そう考えると気持ちが引き締まります。

    しかしこれ、『3月のライオン』の二階堂くんですよね?
    この人をモデルに描いたんだろうなあ、と、途中で気づきました。
    たぶん想像もできないくらいしんどい、そんな病気を抱えていても、人を愛し、愛され、挑み続けた彼の人生を思うと、背筋が伸びます。

  • 別に将棋好きでもないのだが、将棋の知識がなくてもぐいぐい引き込まれて読める。

    「天才」と一括りにしてはいけないような人物。

    エピソードの一つ一つが、なんとも濃い。

  • 第19回 大四次之会 課題本③
    Kindleにて。
    聖は素直で正直で熱くて、将棋に一生懸命で飾り気がなく、自分の人生観や哲学があって、本当に不思議で魅力的な人物だった。ストレートな物言いと獣のような夢への執着。その実力も相まってみんなの人気者。こういう人物に人は自然と集まってくるんだなぁと思った。
    ネフローゼへの恨みごとなんて言わない。ネフローゼとともに生きていく。村山聖の生きてきた29年間とわたしの29年間の質が、比べようもないほど違っていて恥ずかしい。何か自分の夢を持ちたいと感じた1冊。
    160607読了

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