阿・吽（２） (ビッグコミックススペシャル) [Kindle]

著者 : おかざき真里

制作 : 阿吽社 

• 小学館 (2015年5月12日発売)

感想・レビュー・書評

[しろたさんの感想 · 2018年10月19日]

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[サトさんの感想 · 2017年11月16日]

Kindle期間限定無料版にて。
天才すぎて潔癖すぎてストイックすぎる最澄。
完璧主義者すぎる最澄。
そして子供のように純粋すぎる最澄。
純真すぎることは残酷である。
世界を救うといいながら他者のことは一切眼中にないのだなあ。
彼の考える世界の中には身近な人間は含まれていないのだなあ。
そしてやってきた絶望の中で彼はそのことに気づけたのだろうか？
絶望を抱えたまま前に進めるのだろうか？
いやあ続きが気になるねえ。

[あるふぁさんの感想 · 2017年3月5日]

最澄の志の高さとは裏腹に、俗世にまみれた名ばかり僧侶。「会いたい人に会えない…というのは私にとっての地獄です。」と俗世にまみれきったことを言う女の言葉は間違いではないし、「我は面倒臭いのと、勿体ないのが一番嫌いなのだヨ」と言い切った僧侶もどきも間違いではない。そんな俗世にまみれきった人々に何を思うのか。「形にならない不安をきちんと言葉で表すのは、大切なことです。」最澄の芯の強さと粘りの強さはどこからくるものなのだろう。

著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』（集英社）、『サプリ』『＆—アンド—』（ともに祥伝社）など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」