インヒアレント・ヴァイス ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

監督 : ポール・トーマス・アンダーソン 
出演 : ホアキン・フェニックス  ジョシュ・ブローリン  オーウェン・ウィルソン  キャサリン・ウォーターストン  リース・ウィザースプーン  ベニチオ・デル・トロ 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.37
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本棚登録 : 102
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967206272

感想・レビュー・書評

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  • アメリカン・ニュー・シネマのオマージュ感がハンパない。

  • 観ましたよ。PTA2作目。

    カッコいいし、
    漂うエロスの香りがいいね(笑)

    本作のホアキンって、顔つきが何気にスティーブ・マックイーンに似てた。her/〜の時は全く感じなかったのに…。凄い役者だな(^-^)/

    最初のアイス食ってるシーンで、これはコメディやなって思ったよ(笑)

    シュールだよな(^-^)/

  • ポール・トーマス・アンダーソンの新作。
    非常に楽しみに見た。

    期待通りむせ返るような「P・T・A臭」が立ち込めた作品だった。
    多面的に進むストーリー、センスフルな映像、独特の俳優陣
    そして音楽・・・。
    どれもワクワクさせる。

    ホアキンの私立探偵なんてたまらない。
    元彼女役のな風貌は他の映画では中々見ないエキセントリックさ。

    監督の作品をみているとずっとこの映画が
    終わらなければいいと思う。

    あぁ、見終わってしまった。
    また次の新作までの間が長く感じそうだ。

  • マリファナでぶっ飛んでる男のように意識混濁した物語展開だが、矛盾点などなにごとも気に留めず、ただ流して見ればいい。ただの「グルーヴィ」な映画なのだ。複雑なプロットも重要ではない。頭を使って観るものではない。明るい絶望感の漂うLA(街そのものがヤク中)、キャラの濃い登場人物たち(おかしな名前ばっかり)、お洒落な台詞(フランクになろう)、70年代の音楽など、とにかくヤク中よろしく画面と会話に酔いしれればいい。

    運転しながらフローズンチョコバナナを下品に頬張るジョシュ・ブローリンを手前に置き、奥でそれを怪訝な顔つきで見るホアキンフェニックスが何とも良かった。

    キャサリン・ウォーターストンのくたびれた体も何とも良かった。

    【ストーリー】
    1970年代初頭。ロサンゼルスに住むマリファナ中毒の私立探偵ドック(ホアキン・フェニックス)の前に、今も忘れることのできない元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストン)が現れる。不動産業界の大富豪の愛人になったシャスタはドックに、カレの妻とその恋人が大富豪の拉致と監禁を企てていると訴え、その悪だくみを暴いてほしいと依頼する。だが捜査に踏み出したドックは殺人の濡れ衣を着せられ、大富豪もシャスタも失踪してしまう。そんな中、ドックは巨額が動く土地開発に絡む国際麻薬組織のきな臭い陰謀に巻き込まれていく。

    トマス・ピンチョンのベストセラー小説『LAヴァイス』を「ザ・マスター」のポール・トーマス・アンダーソンが映画化。1970年代を舞台に、マリファナ中毒の私立探偵が元恋人の依頼を受けたことから、巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描く。出演は「ザ・マスター」のホアキン・フェニックス、「ミルク」のジョシュ・ブローリン、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソン。撮影は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のロバート・エルスウィット。

  • 原作に比べて色々な装飾を取り除いて、シンプルになった印象がある。それでも映画は映画で難解に感じつつも、作品に独特の雰囲気があってすごく面白かった。よく分からないと思いつつ、面白く感じるという点では僕の中の原作のイメージに近いかも。

  • ピンチョンが原作の映画だというから覚悟した。が、大丈夫、原作ほどハチャメチャではない。
    ホアキン・フェニックスがなんともいい味を出している。間抜けなダメ男を演じさせたら右に出るものはいない。

  • LAといえば、私立探偵と腐敗した警察がうごめくダークなノワールの聖地!
    ところがこの探偵映画は、反抗の70年代が背景に、これまで見たことないグルーヴィなテイスト。ホアキン・フェニックス演じる主人公ドクときたら、映画の間ずーっとラリってて、ほんとに脳みそはたらかせて探偵できんのかと思いますが、なんとかやっていけるのは、ヤク中ならではの第6感のおかげらしい。
    とにかくホアキンのヤク中ヒッピー探偵と、銭形警部というかジャイアンみたいな“ビッグ・フット”のコンビが最高におもしろすぎる。「なあ・・・もっとプロっぽくしゃべってくれよ」に爆笑。そして最後の「ブラザー」にホロり。ベニチオ・デル・トロ の弁護士とか、登場するキャラクターがみんなおかしくて魅力的なので、正直、途中から話の筋はどうでもよくなってしまうくらいです。
    タイトルの意味含め、もう一度観なおすとまたいろいろと面白そうだなと思いますが、とりあえずはグルーヴィな曲があふれるこの世界でしばらく遊んでいたい気分。

  • INHERENT VICE
    2014年 アメリカ 149分
    監督:ポール・トーマス・アンダーソン
    原作:トマス・ピンチョン『LAヴァイス』
    音楽:ジョニー・グリーンウッド
    出演:ホアキン・フェニックス/キャサリン・ウォーターストン/ジョシュ・ブローリン/ベニチオ・デル・トロ/オーウェン・ウィルソン/リース・ウィザースプーン/ジェナ・マローン
    http://wwws.warnerbros.co.jp/inherent-vice/

    ピンチョンの原作は読んだことがないのだけれど、結構難解そうなイメージだったのである程度覚悟していたのですが、観ようによっては意外なほど、普通に探偵ものとして楽しむことができました。ただ、じゃあ探偵ものなのね、と一般的なイメージで観たらそれはそれで「なんじゃこりゃ?」ってなっちゃいそうだけれど。日本でいうなら林海象の探偵映画(濱マイクシリーズよりむしろ「夢みるように眠りたい」)が一番近い気がする。

    舞台は1970年代のロサンゼルス、主人公はヒッピー探偵、終焉間際のフラワームーブメントの名残で、女の子たちのファッションがサイケデリックで可愛いのはポイント高し。とにかく登場人物のほとんどがヤク中なので、起こる出来事も一見ハードボイルドなようで実はサイケデリックなふわふわ感があり、なんというかちょいちょいサブリミナル的に本当には起こっていないことが混ぜ込まれてるんじゃないか?と疑ってしまう。映画全体のナレーションも担当しているドックの女友達ソルティレージュ(ジョアンナ・ニューサム)も、私にはドックのイマジナリーフレンドに見えてしまった(さっきまでいた車から消えていたりするんだもの)

    探偵ドック役のホアキン・フェニックスは、今までみたホアキンの中で一番かっこよかったです。ちょっと前に観た「her」のさえないヒゲおやじっぷりからしたら、まるで別人。モミアゲぼうぼうで、ヒュージャックマンにしか見えなかった(笑)今カノ役のリース・ウィザースプーンとかつて共演した「ウォーク・ザ・ライン」のときは、兄のリバーよりも石原良純に似てることに爆笑したのだけど。ごめん、今回はかっこよかったし、チャーミングだったよホアキン。

    元カノ・シャスタ役の女優さん(キャサリン・ウォーターストン)は絶世の美女って感じじゃないんだけど、なんともいえない可愛らしさがあり、あと脚がめっちゃキレイ。出番はあまりないけど弁護士役のベニチオ・デル・トロはカッコ良かったー!恐妻家の暴力刑事ビッグフット(ジョシュ・ブローリン)は、脳内で勝手に「ゴリ」と呼んでました(笑)

    そのビックフットいきつけ(?)の日本料理店で坂本九の「上を向いて歩こう」が流れ、カタコトの日本語でなんか喋ってるシーンは笑えた。「モット!パンケーキ!」って、お好み焼き?(原作にこんなシーンあるのかしら)

    あと音楽!レディオヘッドのジョニーのスコアも良かったし、それ以外の曲のチョイスもかっこ良かった。下手したら退屈になりそうな展開のときも、かっこいい音楽が流れてるだけで飽きずに見れたし。

    事件は一応の解決をみるけれど、何もかも元通りにはならない。ラスト、シャスタと寄り添いながらも悲しげなドックの瞳に、タイトルの意味をふと考えさせられました。いつか原作読もう。

  • うーん、いまいち内容がつかめず難しい。
    町山さんの解説聴きながら、もう一回見ようかな。サントラはゼアーウィルビーブラッドからPTA映画はジョニーグリーンウッドなのかな。素晴らしい。

  • 時代の移り目、端境期、必ず「乗り移れなかった」寂しい人間が存在する。
    彼には徹底的に失われてしまったものが、その思い出だけが残されて、再開しても虚しいばかり。

    読書メモに山のようにコピペしたので、読み返しつつ見返しつつ原作にも手を伸ばしたりしたいね。

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