金融屋 借金漬けにされる消費者たち

著者 :
  • パンローリング株式会社 (2017年8月4日発売)
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  • 著者は元・大手消費者金融のトップセールスだった。本書は具体的なエピソードを通じてサラ金の手口、カラクリを暴露したもの。ただし初版が2007年の本のため、貸金業法が改正(2010年)され上限金利が20%となり、過払い金請求が可能になった現在とは状況が大きく異なると思われる。

    各所に借金があるとおまとめローンを薦められるが、業者の言う通りにしていると、月々の返済金額は少なくても総返済金額は何割も上乗せされる羽目になる。
    通常の保証人と異なり、連帯保証人は債務者に支払い能力があるなしに関わらず、債権者から請求があれば支払わなければならない。

    サラ金業者は高い利息で銀行から借りた資金を消費者に貸し付けている。サラ金の貸し倒れ率は5%ほど。サラ金の客は紹介業者経由が8割。
    客は怖い業者から返していく。よって「貸すときはえびす顔で、取り立てるときは鬼の形相で」が基本。

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著者プロフィール

1975年横浜生まれ。埼玉県立川越高校卒業、中央大学法学部卒業後、大手消費者金融の不動産担保ローン部勤務。わずか2年で総額10億円を融資しトップセールスマンとして活躍。
現在は、トラベルライター、カメラマン&ライターとして、写真、文章を中心に活動。
著書に『サラ金トップセールスマン物語』(花伝社)、『アイフル元社員の激白』(花伝社)、海外子供写真集『視線の彼方』(ホンニナル出版)。
2000年より毎日更新ホームページ「かさこワールド」にて、旅行写真、猫写真、工場写真ほか、社会評論を執筆中。

「2007年 『金融屋 借金漬けにされる消費者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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