スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術 (早川書房) [Kindle]
- 早川書房 (2015年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (266ページ)
感想・レビュー・書評
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PM改訂で導入されたアジャイル方法論の調査。従来の方法論と開発現場の慣行の問題点をいろいろな視点から指摘している。要点は下記。
(背景と目的)
・計画は有効だが、何も考えずに計画に従うのは愚かだ
・早い段階で失敗し、早いうちに修正する
・推測で済ませない。計画、実行、評価、改善のサイクルを
・守破離
(チーム)
・個人ではなく、チームのパフォーマンスを高める
・主体性を持った小さなチームが勝つ。5名から9名
・非難は無意味
(時間)
・短期間で仕事を目に見える形(デモ)で仕上げる。1-4週間
・全員で情報共有。ミーティングは1日一回
(無駄の排除)
・マルチタスクはしない。
・やりかけはゼロ評価、ミスは最初から修正
・長時間労働、無理な目標設定はしない
・感情的にならない。合理的に、流れるように
(現実適応)
・必要な分だけ計画する。絶対的な見積りはできない
・先入観を排除。仕事のストーリーを確認する
・仕事のスピードを把握する
(幸福)
・大事なのは旅そのものであり目的地ではない
・幸せとは主体性の発揮、スキルアップ、開発目的の達成
・日々の進化を量的に把握する
・情報公開:仕事、完了状況、給与、財務状況
(優先順位)
・最も価値が高く、リスクが低いものをトップにしたリストを作る
・オーナーはやるべきことを決めるが、誰がやるかはチームで決める詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旧版も読んだ気がするが、改めてやはりいい本だった。著者のスクラムへの熱意を強く感じた。豊富なケースも参考になる。スクラムしたい!
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半分の時間で倍の成果。
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開発を進めていくときに教科書として使っています。
スクラムはアジャイル開発手法の1つの方法論です。
とてもシンプルなフレームワークで実践もしやすいです。
リーンスタートアップの考え方で価値検証して、スクラムで開発していくといった使い方をしています。 -
この本は、他のスクラムの本と比べると、結構硬派で文字が多めと言えるかもしれない。
スクラムのエッセンスに加え、世界各国で過去に起きた失敗例や導入例を含んでいるので、広く知識をトリビア的に得つつ、スクラムの本質を学ぶことができる。エッセンスだけを知りたい場合や復習したい場合は、各章のまとめだけを拾い読んでいけば良いかも -
スクラムに関して一通り学べる本.全体像が把握しにくいけど,章末にまとめが載っているのでフォローできる.ただ,実例がくどい気もする.
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よかった。仕事のやり方を変えるべきだと感じた。それだけでなく、生き方もかわる。元気をもらえた。
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以前聞いたときには全く理解できていなかったが、いよいよ現場でも導入する運びとなり、研修の予習として読みました。YouTubeのビデオなどを見たりして理解を深めたけれど、この本はhowtoというより、基本的な観念の説明に終始している印象。プロジェクトの運営に効果を発揮するのは理解できたが、雑多な日常業務にどのように導入したら良いのかイマイチ理解できないところがあった。
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勇気を与えてくれる本。
スクラムについては、かなり技術よりの開発手法だと思っていたけれど、そして、おそらく一過性の、ものだと思っていたけれど、この本を読んでみると、そうでもないことに気がつく。
試してみようかな、と思わせる説得力がある。 -
スクラムを発明した人が書いた本。
スクラムをする人は読んでみるべき。
個人的に感じた大事なこと。
・価値あることをしよう。
・早くフィードバックを得よう。
・無駄なことはやめよう。
また、PDCAならぬ、OODAループを知った。
観察(Observation)
情勢判断(Orientation)
意思決定(Decision)
行動(Action)