警官の条件(新潮文庫) [Kindle]

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2014年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (428ページ)

警官の条件(新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 僕の警官小説人生の火蓋を切った「警官の血」。
    僕にとっては重量級の警察小説のチャンピオンです。
    この本は、その「警官の血」の3代目安城和也が主人公、そして四課の独立愚連隊「加賀谷仁」は主人公に倍する圧倒的な存在感で登場します。

    あらすじ

    祖父、父を警官に持つ安城和也は、加賀谷仁の警官としての腐敗を内偵する為に部下として接近。加賀谷が捜査の為に所持していた麻薬を証拠とし逮捕、警察を追われる。
    2年半に及ぶ裁判で警察も暴力団もどちらの事も売らず、黙秘を続けとうとう無罪を勝ち取る。
    彼は誰の事も裏切る事無く潔白を証明して見せ伝説となるが、警察を退職後は三浦半島の漁村で釣り船の親父として生計を立てていた。

    安城は若き警部としてチームを率いるが、加賀谷の持っていた人脈、カリスマ性等とは並ぶ者も無く、暴力団の在り方自体の変貌も有り捗々しい成果を得る事が出来なかった。
    そんな中、覚醒剤の流通ルートの内偵を進めていた安城は、取り返しのつかないミスを犯してしまう。

    そんな中、加賀谷には警察への復職の要請が来ていた。
    彼の持っている人脈もさることながら、裁判での誰も売らず身の潔白を証明した事により、「最高最強の刑事」として警察内でも、裏稼業人間からも一目置かれる存在となったのだ。
    彼は要請を固辞するが、かつての部下の殉職を切欠に復職する事を了承する。



    この本もまた僕の中では新たな金字塔として確かな位置を占める事となりました。堂々の700ページオーバー。
    安城の警察としての足場を固め、その中で最大限動こうとする姿勢。警察という枠組みから大きく逸脱しながら、その強力な求心力で清濁併せのみ最短ルートをひた走る加賀谷。

    どう見ても僕らの思う警察は安城の姿勢。
    けれども加賀谷の中で踏み越えてはいけない場所には踏みとどまりながら、誰にも手が届かない事柄も無造作に鷲掴みするその剛腕は、僕ら男の血を騒がせる事間違い無し。加賀谷の一挙一動から目を話す事が出来ません。

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