本屋さんのダイアナ [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • 初柚木麻子なんだけど、ずっと気になりつつも、あれよあれよというまに作品が増えていった感じで、どれを読んでいいかわからないまま今に至り、とりあえずこの作品を読んでみたんだけど。

    読みやすくて、展開も早くてさくさく読める感じで、おもしろかったんだけど、なんだろう、すごくテレビドラマとか少女マンガっぽい感じで。少女小説ぽさもすごくあるんだけれど、それはわざとねらってやっているんだろうな。今すぐにもテレビドラマになりそう。それが悪いってわけじゃないんだけど、なんだろう、いかにも、って感じがしてしまうのかなあ、なんかこう、手放しで、よかったーといえない感じなのはなんでだろう。。。
    でも、少女小説だったらこうなるだろうな、という展開は、わりに裏切られ、けっこう意外な展開もあって、それはとてもよかった。

    なんかどうも歯切れの悪い感想になってしまうな。。。
    少女小説っぽさとか、女性の生き方みたいなテーマとか、ねらいは嫌いじゃないはずなんだけど、ねらいすぎに感じるのかしらん。。。

    もうちょっと大人が主人公の作品を読んでみればよかったのかも。

  • 本屋大賞のノミネート作品一覧に載ってたので、買いました。

    少しページ数が多かったですが、とてもとても面白かったです。
    普通にいる人かもしれませんが、リアルな部分もありますし、全てが上手くいくわけじゃないのが現実だし。

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著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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