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感想・レビュー・書評
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日本人著者によるチャールズ・ダーウィンの伝記。ダーウィンの伝記を読んだのはこれが初めてだが、網羅的に書かれているように思う。とりあえずダーウィンがどんな人だったか知りたければ、この本を読んでおけばいいのではないだろうか。
断片的な知識から構築された俺のイメージだと、ダーウィンはビークル号に乗ってガラパゴス諸島へ行き、そこで島ごとに異なる姿を持つ種を見て進化論を思いつく、というものだった。しかし実際は違う。ダーウィンが進化論を思いついたのはイギリスに戻ってからであるし、「生物が進化する」という概念もダーウィン由来のものではない。ダーウィンの独創的な点は、生物が進化する仕組みを無目的な自然選択で説明したことにある。
こうやってまとまった本を読むと、自分がいかに思い込みに支配されているのか気付かされる。断片的な情報によって作られた人のイメージは、真実からずれていることが多々あるので注意したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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