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- / ISBN・EAN: 4988111248749
感想・レビュー・書評
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ミニシアター系の映画ですが、自分は大好きです、この作品。
本来のタイトルは「プライド」なんですね。でも邦題の方がピッタリくる気がします。
ユーモアあり、性の垣根を超えた友情あり、そしてラストにあぁぁぁっ!!!って感動あり。
自分で選ぶ映画ベスト10にランクインです^^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさしくイギリスらしい秀作といった感じです。史実をなぞるとすこしつまんなくなるものも多くありますが、こちらは登場人物たちが一人一人いい味出していてすごく魅力的に描かれてきます。
簡単にいうとサッチャー首相政権下、抑圧された炭坑夫たちがストをおこしているのですが、同じくサッチャーに抑圧されているゲイ&レズビアン団体が妥当サッチャーの為に同じ敵を持つ炭坑夫たちのために戦おうと立ち上がるお話です。
動機はあまり、しっくりきませんでしたが炭坑夫たちやその家族が同性愛者達を受け入れる派と嫌がる派にわかれて対決したりする小さなイザコザがあったり、同性愛者たちもそれぞれ色んな事を抱えたりするところをちゃんとリアルに描いてる。
軸になるのは友情とプライド。
同性愛者たちは、迫害されながらも彼らにはプライドがあるから差別されてもそれを跳ね返す力も、そして逆手に取って飛び跳ねてしまうようなパワフルさもある。
そんなビクともしないプライドに満ちた彼らに影響されて彼らに対する温かい尊敬と友情が炭坑夫たちにも生まれてくるのだ。
史実を元にしているので、とても丁寧に描かれているし、登場人物一人一人の小さな触れ合いが過度じゃない感じで温かい。
ハリウッド映画が好きな人には少し地味にかんじるかもしれないけど、なんとなく晴れやかな気持ちになりたいときにおすすめ。 -
技術革新とともに、薬剤師の果たす役割も大きく変わりつつあります。
また、薬物治療だけではなく、「高血圧の治療」や「禁煙の支援」などのスマホのアプリが開発されており、アプリが「医療機器」として認可される見通しです。
このような不透明な時代にあって、DVDで「パレードへようこそ」を見て息抜きをするとともに、1980年代のイギリスの社会の変動と人々の暮らしについて関心を持ってもらえたら、参考資料※にも目を通してもらえると良いと思います。
※「マーガレットサッチャー 鉄の女の涙」
※「サッチャー時代のイギリス : その政治、経済、教育」
https://bit.ly/3KupO3i
服部 研之(環境衛生学) -
サッチャーに切り捨てられた人々が連帯して立ち上がる.それまでの硬派の男たちの炭鉱夫たちと彼らを支援するゲイたちの衝突が少しずつ打ち解け理解し合う様子が素晴らしかった.何より炭鉱夫の妻たちの明るくたくましいパワーには圧倒された..
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サッチャー政権時代の炭鉱にはドラマあり
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1980年代、サッチャー時代のイギリスでは、炭鉱の閉山を進める政府に反対して炭鉱夫たちがストライキに突入していた。それに関してアクティヴィストのゲイ青年が、炭鉱夫を支援する活動、その名も”Lesbians and Gays Support the Miners”を始める。
主人公の提案にはじめは怪訝な顔をした同性愛者の仲間たちだったが、ともに寄付を集め、遠く離れた炭鉱の組合に寄付を届けることになる。しかし、はじめのうちは「ゲイを見たこともない」炭鉱マンや組合の人とのぎこちない交流には軋轢が生じたりもするが、最終的には炭鉱夫たちも、同性愛者の活動に理解を示し、逆に支援してくれたりする展開に。
この映画が撮られた背景は全く知らないが、炭鉱夫によるストを支援した同性愛者グループの運動があった、という事実を掘り起こすことを通して、アイデンティティ・ポリティクス(マイノリティによる承認をめぐる闘争)と労働組合運動(階級闘争)の間に横たわっている溝は埋められうるという可能性を提起したかった、ということなのではないかと勝手に思っている。
あるいは、都市型リベラル(ラディカル)と、保守的な地域のブルーカラー労働者との交流、というテーマとしても観ることができる。