いじわる偏愛ダーリン 【イラスト付き】 ［『嘘つき溺愛ダーリン』シリーズ作］ (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

著者 : 間之あまの

• 幻冬舎コミックス (2015年5月19日発売)

感想・レビュー・書評

[acid-gardenさんの感想 · 2023年4月4日]

著者買なのでハピエンで幸せなことはわかってた！！
まぁ、知らなくても表紙買いしてたかもしれません(笑)

こちらは『嘘つき溺愛ダーリン』の主人公・雪穂の友人として登場していた「むーくん」と「風見くん」のお話で、2人の意外な関係がここに！！あとがき曰く、前作知らなくてもOKみたい。わたしは、読み返したくなってしまったけど、確かに知らなくても問題ない。むーくんにとって、雪穂が大切な子ってことは伝わるし。

で、本編です。スパダリ風の風見くん包囲網は凄まじいので、むーくんは安心して任せちゃえばいいのに、自分だけで頑張ろうとしてグルグルするとこが健気で可愛いとこが見どころ(笑)
このジワジワ真綿で包むように外堀を埋めてくる風見くんの中長期計画にはホント恐れ入りました。

と言うことで、相変わらずラストは安心するし、甘々だし、幸せだしで言うことなしなのでハピエン好きは読んで欲しい！！

[ふなこさんの感想 · 2015年10月10日]

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高校の同級生・風見と、セフレで親友という関係を10年も続けてきた睦実。いつまでも続けるわけにはいかないと「もうこんな関係やめよう」と伝えるが、風見は「いつ入籍する?」とわけのわからない答えを返してきて!?以来、なぜか結婚を前提としたお付き合いをすることになった二人だが、恋人になった風見は、睦実が逃げ出したくなるほど甘くて…。
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『嘘つき溺愛ダーリン』のスピンオフ。雪穂の幼馴染みのむーくんこと秋山睦実と、高校からの同級生、風見慶邦のカップル。
『嘘つき』の花見のところから話が始まる。すでに体の関係はできてて、睦実はセフレと思ってるけど、実は両思いで、特に風見の睦実に対する執着というか、手に入れるための段取りぶりが半端なくて、ネガティブ思考癖のある睦実がグルグルしてても、風見が揺るがないから安心。
すったもんだを期待して読む人には物足りないかも知れないけど、私は、自分の面倒な性格を自覚しながらも、なかなか素直に風見の愛情に応えられず、でも徐々に変わっていく睦実の心境を、風見の心変わりとかを心配することなく安心して堪能できて満足したし、こういう安定したほんわかな話はやっぱり好みだと思う。