暴君竜を飼いならせ【SS付き電子限定版】 (キャラ文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 思っていたよりは面白かったけど、自分の好みではなかったかな。
    恐竜の遺伝子を持ち恐竜に変身?もできる攻め。その攻めが乗る車にはねられ大怪我をしたけど、攻めの血をもらうことで、怪我が即座に治るようになった受け。
    ストーリー展開的にはやっぱりベテラン作家さんだけあって面白いしスムーズなんだけど、恐竜に対する男の子的な憧れが私に全く無いんだよなー。いや、地球の歴史としては興味があるんだけど。いっぱい恐竜が出てきても全然わからん。
    あと設定が多分自分には合わない。弱肉強食の世界とはいえ、一応現代日本という設定で、人が殺されまくってるのどうなん?と思ってしまった。
    なぜ血をもらったことで怪我が治るのか、テレパシー?エンパシーかな?能力も話の中ではちょっと異質で(主人公が元から持ってて恐竜遺伝子由来でもない)、ベジタリアンにするための無理矢理設定に感じてしまった。

  • 恐竜BLと聞いて何それ~!?と楽しみでしょうがなかった今作。サイトのレビューで恐竜とかDVとかストックホルムとか受けが楽観的とか結構見ちゃったの。犬飼のの先生の作品はブライトプリズンが大好きで、更にイラストの彩先生の超美麗な絵も大好きで!のの先生だから読むよ~と意気込んだけれど、実はイラストが若干苦手です。なんか怖い。そのせいもあってのレビュー読み。でも試し読みで面白そう!!!と思ったので、結局大人買いしました。もう絵は慣れるしかない。頭の中で彩先生に変換するとかもあり。

    物語の内容は凄く面白かった。
    地上最恐肉食動物のティラノサウルスレックスである攻めの竜嵜可畏が見事な暴君で本当にDV男だった。でも心情は寂しがり屋で弱点もある。そんな可畏の感情を読む事が出来る特殊能力を持つ超美貌のイケメン沢木潤。車に轢かれて血をドバドバ流すも、ベジタリアンの血と美貌と引き締まった美しい身体のお陰で可畏に気に入られて血を貰い、再生能力の高い人ならざる者に変えられた。その後は生餌としてセックス三昧。多かったなえっちシーン。
    感情を読む事が出来、更にそれに同調してしまうせいで、酷い事を可畏にされてるのに痛みがあっても治ってしまえば、残ったのは可畏の寂しいや愛されたいと言った感情のみで可畏を全く恐れないという稀有な存在にってそんなばかなっっ!?しかもどんどん好きになっちゃってるとか…好きになる要素があったかな???
    可畏の方はそのまさしくそこで。自分を恐れない存在に興味津々。ハマっていく感じね。暴君でなければと思い込んでわざと酷い扱いをして全然満たされない想いを感じて自分の中の矛盾に苦悩してる可畏が良かった。とはいえ、弱点を知られた後の行動が…。マジかよ~です。ちょっと辛かったかも。でもヴェロキラの主を思う気づかいがあって良かった~。
    井戸の中での攻めフェに悶絶。今しちゃう!?いいわあ~。想いが通じ合うのってホント素敵。

    ドキドキハラハラが兎に角多くてまだ物語は続くのかと。怪我しても治る身体になったおかげで?まあ酷い怪我しまくり。普通の身体だったら何回死んでるかな!?
    これからこの悪い奴が強敵でこいつと戦いつつ潤を守っていく物語なのかと思ってたら、早々に消されててあれ!?状態でした。強いんじゃなかったのか。次巻はどういう恐竜が出てくるのか。
    可畏の溺愛っぷりが拝めるらしいのでそれも見つつ。でも暴君竜の日曜日でもう甘々な可畏がいて…ちょっと想像と違う甘さが…。激甘…。

  • 恐竜?BLなのに〜?
    食わず嫌いはいけません。

    あまり興味をそそられていませんでしたが、人気あるみたちだし、シリーズになってるしー、ってことで電子でまとめて購入。

    面白い!なぜ読んでなかったの自分!ですよ。
    暴君竜です。人間の方が価値観、常識が通じません。
    もふもふとかだと、ある程度人間の常識がまかり通る設定ですが、こちらは違いますね。
    生餌なんてバンバン出てくるし。愛妾とか、1号さん、2号さんとか、面白い。

  • -----
    この男の背後にある、巨大な恐竜の影は何なんだ…!? 通学途中に事故で死にかけた潤(じゅん)の命を救ったのは、野性味溢れる竜嵜可畏(りゅうざきかい)。なんと彼は、地上最強の肉食恐竜ティラノサウルスの遺伝子を継ぐ竜人だった!! 潤の美貌を気にいった可畏は「お前は俺の餌だ」と宣言!! 無理やり彼が生徒会長に君臨する高校に転校させられる。けれどそこは、様々な恐竜が跋扈する竜人専用の全寮制学院だった!?
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    人外で恐竜、レビューを読んでも血の臭いがぷんぷんするし、これは鬼門だと避けていたんだけど、参考にしているレビュワーさんたちの評価が揃って高かったので、恐る恐る手に取ってみた。
    まさに暴君竜。初手から痛々しい割に、潤が、可畏の感情を感じるせいであまり可畏を恐れなかったり、痛い思いをしてもそれをひきずらなかったり、まあ現実にはあり得ないあっさり君だったせいで、さほどの衝撃を受けずに読めた。
    そこさえクリアしてしまうと、竜人という設定、世界観は割と面白く、そこに放り込まれた潤が、怯えたり萎縮したりせず、それなりに馴染んでいく様子も面白かった。

著者プロフィール

『不夜城のシンデレラ』がホワイトハート初作品。
現代ものからファンタジーまで幅広いジャンルを書き分ける。
竹書房、プランタン出版などで活躍。

「2013年 『料理男子の愛情レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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