終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #03【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • Unlimitedで読む怒涛のすかすかキャンペーン。

    3巻は7話からでバターケーキで泣かせてくる。

    そのままどんどん進んでなんとアニメの12話まで一気に行ってしまった。むしろアニメの方が増量してある。

    アニメ1話は12話のシーンを先行して流したのだけど、そのとき見たコメントでは「原作では全然違う」みたいに書かれていたものの、読んでみると原作がほぼそのまま。

    ただし各キャラの結末は違う。ネフレンはアニメだとクトリに介錯されたみたいな描写で、これはそういう理解でいいらしい。一方原作では死んでない。

    クトリはアニメだと「妖精郷の門」を開いて自爆(やっとどういう字を書くのか分かった)。原作はそこまでしなくても獣を全部片づけてしまう。

    なので、アニメは自爆したのにヴィレムのところに戻ってくるという謎の展開だが、原作を読めばレプラカーンは厳密には物質的な肉体をもっていないので、魂が消えてなくなる前に1回ぐらいは肉体を顕現できるかもしれない。と想像できる。なんせ元は星神の魂だから。

    生き返ったのではなくそのまま消えてなくなるのは、夕日が沈むところで場面が切れることが示している。

    アニメは青い髪の妖精が生まれて終わるが、原作だとこれはクトリの誕生シーンで来世じゃなかったんだな。

    レプラカーンは死霊なんだから来世とかないわけですよ。

    そのちょっと前に大賢者のモニターに2つの鼓動がキャッチされるのは、原作のようにこの先続くならヴィレムとネフレンが生き返って続けますよ、ということかなと。

    ネフレンは実は生きてます、という要素はすごく細い。介錯されて瞼が閉じなければ完全に死んだことになるが、場面が変わる直前で目を閉じてるので、どっちにもとれる。

    死んだと思わせておいて実は生きてた、というパターンらしい。なので「死んだ」と思うこと自体は間違いではない。むしろ思惑通り騙されてやったと思うべき。

    ヴィレムは死んだという描写がないのでその点迷いはない。

    とはいえ、およそ続編ができるという展開ではないし、アニメもそんなにはヒットしていないので、次はないだろう。

    むしろ原作が、この先2冊いったい何やるのか気になる。

    あと、アニメでは千反田えるさんはヴィレムの嫁だとばかり思っていたが、孤児院の先輩後輩とは。ヴィレム設定18とか若杉。まあライトノベルってそういうもんだからな。

  • アニメのラストまで行きます。切ないお話です。

  • (2021/161)情けないほど展開を覚えていない。まるで初読のようだw 「地上」探索の護衛として派遣されていた二人の黄金妖精の存在と、地上での「事故」。救出というより引き上げ損ねた地上の遺産のために地上に向かう航に乗るヴィレムとクトリ。「獣」に関する、確信に近い推測をヴィレムが得るけど、すんなり浮遊島に帰り着けるわけもなく。クトリを侵食する前世の記憶は止まることを知らず。。

  • 2017/9

  • う~ん.
    結局どうなったの?
    前世に侵食されてたあの娘がどうなって
    なんでレプラコーン娘との会話で翻訳の道具が仕事してて
    つまりどうなったんだい?
    理解力が足りないのかもしれない.
    ただ何ていうか.後味の悪いというか
    スッキリしない感じで終わりやがったんだけど
    結局どうなったんだい?

    その他にも終末の獣じゃないけど「獣」の正体とか
    なんかいろいろ核心に迫りつつあるようなフラグが
    ビシバシ建立しているんだけど
    そんなの知ったことかと言わんばかりの終わり方.
    全部のフラグは回収できないんじゃないかな.
    だって彼は自分が大事だと思ったこと以外
    どうでもいいと思う人間だもの.

  • ノフト&ラーントルク登場。クトリの髪は赤くなってゆく。ナヴルテリの聖剣ラピデムシビルス。えるく?星神エルク・ハルクステン? 墜落した調査隊と救助隊。氷付けの呪われた少女の遺体とクトリ。落ちてゆくネフレン。ヴィレムの故郷。クトリの最後の願い。

  • 以前に師匠がヴィレムが正規勇者になれないと言ったのはどういう前後だったか忘れてしまったが、ラストの絶望的なシーンで思い浮かべたそれは誰かを救いたいという願いが鍵のように訴えられた気がする。もともとヴィレムが正規勇者を目指したのはなぜだったろう… 妹弟子の影響もあったであろう描写は覚えているが、あのラストの引け方からすると次巻あたりに出てくるのだろうか

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著者プロフィール

2002年にPCゲーム『Wind -a breath of heart-』のノベライズで富士見ファンタジア文庫よりデビュー。代表作は「銀月のソルトレージュ」(富士見ファンタジア文庫)、「終末なにしてますか?」シリーズ(角川スニーカー文庫)。PSPソフト『サモンナイト5』(2013年)のシナリオを担当するなど、多方面で活躍。

「2022年 『砂の上の1DK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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