No.1アナリストがいつも使っている投資指標の本当の見方 (日本経済新聞出版) [Kindle]
- 日経BP (2015年6月8日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (277ページ)
感想・レビュー・書評
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自分の過去の経験から言えば、各指標が使われるのは
PBR 売られた局面
配当利回り 3月とか9月の配当の権利銘柄が多い月
自己資本比率とキャッシュを使った指標 景気後退局面
PER マーケット環境がいい時に割安銘柄物色
リビジョン 経常増益率 結構毎週気にする人がいる
ROE これだけで投資する主体はあまり記憶が無い レバレッジ次第でいかようにも操作できるので
EV/EBITDA M&Aの報道があった時に、バリュエーション指標として高い買い物なのかどうかを判断する
PCFR PSR ほとんど記憶が無い
ただ、どれか一つだけを使うことはまずなく、投資家さんごとに一定の基準で複数を組み合わせて使うことが多かったと思う
本全体は指標の解釈、説明ともに比較的平易でわかりやすいと思うが5分位ポートフォリオのスプレッドリターンなどは機関投資家なら普通だけど、個人投資家には難しいので、たとえ効くとしても個人投資家が採れる戦略ではないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「景気サイクルに応じた投資指標の使い方」の項が非常に充実している。
この項だけで値段以上の価値があると感じた。
日経会社情報を多用していた。今後活用していきたい。 -
有名なアナリストの1人、大和証券・吉野さんの本。吉野さんの分析は、いつも切り口が面白くて、よくレポートを見ている。この本は、基本的な投資指標の丁寧な解説に加えて、「PBRは景気の谷で見るべき指標」といった具合に、どういった場面で使うのが最適か教えてくれる。