史上最強の人生戦略マニュアル [Kindle]

  • きこ書房
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感想・レビュー・書評

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  • 基本的に、1から10までつらつら書き上げる叙述的な体裁で展開する。(イメージとしては、先日読んだ『コンサル一年目が学ぶこと』の対極にあるタイプ)

    長く、総花的で、しつこい。
    だが評価は4である。

    まるで担当戦略家が目の前にいて、問いを発してくれているような感覚がある(反復や、時に危機感を煽りながら?悪い姿勢を考え直すようアドバイスする姿勢のためか)。

    実際にリアルでコーチと契約するのは万単位で金が飛ぶが、この本で著者と対話を繰り返すのは随分低コストだ。

    白人男性というか、西洋人の理想的行動指針のまま、人生を「成功」させる価値観そのものなので、やる気を保ったり、迷いさすらう(彼らがいうところの「ムダ」な)時間を無くす意味で定期的に目を通すと良いなと思った。

    私は清貧の美学というか、社会的成功だけが人生ではない、といった日本人ならある一定数共感者が存在しそうな価値観も持っている(それが文化的成熟なのか、平和ボケなのかは各論ありそうだが)
    そのため逆説的に、本書のような本はいっそ清々しく、手元に置く必要を感じたりする。

    ただどうしても冗長なので、読み進めるのに疲れてしまって、しっかりワークをこなせなくなる弊害はありそうな本ではある。
    若い頃読んだ同著者の『ライフストラテジー』からも似た感覚を覚えたので、本書の訳者、勝間さんのせいではない(はず)だろう。


    --
    「今」を「自分」を一度きりの人生をよりよく生きたいくせについダラけてしまう自分に、時々うつカンフル剤として。
    口うるさい優秀なおじさんに注意されたり、人生を説かれたりしたいときにも読もうと思う。歳をとると、そういう人を身近に確保しづらくなるから。

  • 「現実主義者」になれ
    楽観的になるでもなく悲観的になるでもなく。
    ただありのままの現実をどう受け止めるかということです。
    僕も本書にあるように目の前にある現実に問題も答えもあると思います。

    「この人生の勝者たちはゲームのルールを知り計画を立てている」
    「人生の法則」はゲームのルール
    「他人の行動を予測できるということはその行動をコントロールできるのと変わらないくらい強い武器になりうる」
    「あなたが影響力を及ぼしコントロールする必要がある1番の相手はあなただ」
    そのためには「心の仕組みを理解する」必要があります。
    自分の要望は自分が一番把握できるということです。

    「人生は行動に報いる」
    意思ではなく「結果」に基づいて自分の人生とその質を評価することから始めよう
    意図しようとしまいと結果に至った責任は自分にあるということです。
    マンネリという言葉は僕も意識的に外すようにしてます。
    朝ごはんを惰性で食べてるなと気づいた時。
    昼ごはんを惰性で選んでるなと気づいた時。
    「行動を起こし結果にこだわる」
    その積み重ねが大切やなと思います。

  • この本は、私たちが自分たちの弱さを認識した上で、これらの弱さに打ち勝ち、人生をより自分で主体的に関わるための具体的な戦略を私たちに教えてくれます。そして、この本は単なる読みものではなく、ワークブックになっています。18ある課題について、1つ1つ、紙とペンを使って自分自身について書き起こしながら、アウトプットを行えば、必ず1つでも2つでも、あるいはそれ以上の、さまざまな人生をよりよく戦略的に生きるためのヒントが得られるでしょう。

  • 本当に求めているものは、ものや出来事ではなく、感情。

  • 痛いところをとても突かれる一冊。ぐうの音も出ない。。選択している時点で結果まで選んでいる、というのはまさにその通り。そして、満足していない現状も日常も、自分が選択してきた結果に過ぎない。うまく行っていないなら自分のやり方を(正しいと思っていようが)変えた方がいいということ。どうしても自分の選択や方法はよく見えてしまう。変えたくない。でも、それだと現状は変わらない。ワークは今後のモーニングノートで、少しずつ取り組んでいく(一気にやるメンタルがない。笑)

  • 時間をかけて取り組むことで、現実を見つめ直し、行動していくきっかけを作れる良書

  • 読もうと思った理由
    題名に引かれたため

    気づき
    ・その「もの」が何であれ、世の中の仕組みを本当に理
     解すれば、知識と力を兼ね備えた人間になれる
    ・ビジネスや政治、スポーツや愛、あるいは人生全般に
     おいて成功している人たちは十中八九、自分がしてほ
     しいと思っていること、あるいはしてもらう必要があ
     ることを相手にやらせる術を知っている
    ・万人に共通する10の特徴リスト
    ・あなたがいちばん多くの時を共に過ごす相手はあなた
     だ。あなたが影響力を及ぼし、コントロールする必要
     がある一番の相手はあなただ
    ・今すぐに自分の選択と態度に焦点を当てよう
    ・自分の人生を本当にコントロールしようと思うなら、
     誰かのせいにするのをやめることである
    ・誰もが最も必要としているのは受け入れられることで
     ある。反対に人が最も恐れているのは拒絶されること
     である
    ・行動を選ぶときあなたは結果も選んでいる
    ・あなたに認めてほしいのは、どんなことか?それはあ
     なたの人生の中でうまくいってないすべてのことだ。
     うまくいってなければ変えるだけのことだ
    ・自分の人生がうまくいっていないと認めなければ、
    「何とかうまくやっている」と言って済ますことができ
     る
    ・あなたがいかなる環境に置かれようと、それをどう受
     け止めるかはあなたが選ぶことだ。認識は自分で選べ
     る。これはたとえ極限状態であってもこの発見が当て
     はまる
    ・ピリオドを打つ。つまり問題や痛みを引きずらない
    ・相手の望ましくない行動に「見返り」を与えない
    ・あなたやあなたが愛する人に対して罪を犯した人間を
     許すのは、相手のためではない。あなたのためだ
    ・あなたの人生の目標についても、あなたが手に入れる
     のは最高でも自分が求めるものなのである
    ・ほしいものがわからなければ、チャンスはつかめない
    ・あなたは今以上のものを持つに値する人間だ。あなた
     は今以上のものを持つことが出来る。自分が望み、持
     つに値するものを要求しよう
    ・他人の成功を研究するのは、私にとってはいつでも面
     白いことだった。最初は趣味だったものが高じて一生
     の仕事になってしまった

    自分との対話が大事と思いました。この人生戦略をマスターすれば大小も含めさまざまな成功者で出てくると思いました。数年前から再読。

  • 非常ーーーーーに
    読みにくい、、

    とにかく、文章がくどくどくどくど
    書いてあり、
    メリハリがない。

    ワークアウトをしながら本を読み進めていくもので、
    500ページ近くと長いけれども
    正直ラスト30ページを読めば
    ある程度の内容を把握できてしまうというのも、、

  • 以前読んであまり印象に残らなかった本がスッと理解できる・・本書はそんな体験をさせてくれました。
    2008年初版ですので、おそらく10年以上前に読んでいるはずですが、当時の自分にはまだ本当に必要としていた状況じゃなかったのか、単なる「気づき」のための経験不足だったのかわかりませんが、少なくとも「7つの悪い習慣」を最近読んだ後の再読という点は関係しているはずです。それほど、両者の主張は似ている、誤解を恐れずに言えば、本書で展開されている内容を、さらにわかりやすく簡易的に落とし込んだのが「7つの悪い習慣」ともいえそうです。
    もちろん本書独自の魅力もあります。
    例えば、他人を理解するための8つのリストと人々に共通する10個の特徴などは相手を分析するためのツールとして欠かせませんし、これだけでも本書を読む価値があります。
    また、「原因は自分にある」「知識や意識、洞察や理解は、行動に変えないと何の価値もない」「重要なのは事実よりも自分の認識、しかも事実の負の側面を自身の認識によって変えることができる、そしてその選択の権利は自分にある」などの素晴らしい言葉にも出会えます。
    今回の再読で、最も腑に落ちたのは本当は大事な人なのに邪険に扱う人間の心理についてです。過去にかけがえのない人を失った心の傷は、癒せないがゆえに、もう人を無防備に愛するのを止めようという深層心理が働き、愛さなければ傷つくこともないという安心感を得ようとする。この悪循環を断つ方法は・・本書を読んでください。
    とはいえ、「許しには力がある」という9番目のルールは頭ではわかってはいるのですが、私にとっては未だにハードルの高い法則です。例えば、自分の子供を変質者に殺された親が、加害者を許すことで(具体的には死刑反対という行動をとる)心の平静が保てたようなケースですが、この場合、自身の平静と引き換えに、変質者をまた野に放ち第2第3の被害者を発生させるという結果に対して無責任すぎると思うのです。もちろん、変質者が人の情けによって改心する可能性もなくはありませんが、どちらかと言えば、加害者のやり得を助長する可能性の方が心配です。(もちろん、加害者を許すことと、死刑反対という行動は必ずしも重なりませんが、例えば減刑されれば確実に野に放たれる機会が増えるわけで・・)
    いろいろなことを考えるきっかけとなる良書です。

  • 勝間和代 訳本

    分量が多く流し読みになった。

    (ポイント ※意訳)
    - 意思より行動
    - 理想を描いて、近づいていく
    - 軸毎に大切にする原則を考える
    - 認知を変えて、今から変わる

    かなり基礎的な内容に感じた

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