勇者死す。 - PSVita

• 日本一ソフトウェア

感想・レビュー・書評

[laza_quatsさんの感想 · 2018年7月21日]

【2018.07.20クリア】
　昔、500円のアプリで出ていたが、はまった。
　普通のRPG（だんだん強くなっていく）とは異なり、この主人公は、最初は強いがだんだんと弱っていく。だから、仲間（５人のヒロインなど）の存在が重要になるのだが、ただでは仲間にはなってくれず、様々な依頼をこなさねばならない。5日でどれだけ依頼をこなし、人々の望むことをどれだけ実現できるか、それによって5日目の葬式の参列者や内容が変わるというゲーム。だいたい1－2時間もあればこの5日を終えることができるが、1回ではなかなか全部のクエストをこなせず、何回もその5日間を繰り返すことになる。5人のヒロインにもそれぞれ特徴や使い勝手があり、どれを入れれば次のダンジョンで有利か、など頭の中でパズルのように組み替えながら進める。

　勇者を支援する王女が実は魔女で、悪の権化だった、勇者を何度も生まれさせる天使が実は勇者の恋人だったという筋書きを初めて見たときは、アプリながらに驚いた（500円だったから安かったな）。リメイクされないかな、と思っていたので、よかった。
　アプリ版と違い、自称魔王の娘「ベラナベル」や勇者みならいの「ヨナ」など新キャラが登場し、少々グレードアップ。女王が重要アイテムを譲ってくれたり、また、各ヒロインの依頼が簡略化されていたりと、遊びやすくはなっていた。
　個人的には、ケータイアプリ版の八頭身の絵が好きだったが、まぁ、Vita版のようなポップな絵にした方が売れるのかも。
　ボリュームは少ないのだが、自分はこのぐらいがちょうど良い。

[astinさんの感想 · 2016年3月6日]

どこかシルフェイド幻想譚を思い起こさせるものの、設定もいいしプレイフィールも悪くないし物語も小さいながらうまくまとまっている、けれども普通にプレイすれば4～5周でクリアできてしまうのが物足りないのと、1周当たりの戦闘回数が無駄に多いのでそれ以上の周回をやる気がそがれてしまう点が難点。一度クリアしたらバトル省略などの周回プレイしやすさを導入できると非常に楽しかったと思う。あともとが500円とはいえ短すぎました。