里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店 (2015年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (144ページ)

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里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書)の感想・レビュー・書評

  • 里山資本主義では理論的な話がかなり多く、読み応えも抜群だったが里海では事例の紹介の割合が多めでさらっと読めた。だからといって内容が軽くなったわけではなく、むしろ視野はかなり広がった。里海の営みには人間、その他の多種多様な生物、森、川、海のすべてがつながっている。
    ただ、目の前のものを活用するというのではなく目の前のものを活かしつつその先につながっているすべての営みをも改善していく。人間が地球上から消えるか、それともほかのすべてをコントロールするかという極端な理論を超えて自然の営みの中に人間も加わって、役割を果たすという視座は画期的である。

  • 里海の概念は知ってたけど、里山と違って分かりにくい。そういう里海がどういう役割を果たしているのか分かる入門書で専門でなくても分かりやすいし、経済から生態学までに渡るので専門を跨った議論で面白い。エコロジーとエコノミーは元々語源が同じだけれど、それを体現しているように感じた。

  • 『里海資本論』ってのが,出てますよ…と教えてくれたのが,なんと地元のお祭りのとき。近所のあんちゃんから聞いたのだった。わたしが『里山資本主義』を読んでいることを,レビューで知っていての話だった。
    「里海」ということば(と,「自然」の捉え方)をバカにしていた西洋の学者たちが,SATOUMIと呼ぶようになっていく…その西洋の学者たちの姿は,そのまま今の日本人にもあてはまるのかも知れないと思う。
    自然をそのまま残していく…という発想ではなく,人も自然の一部としてかかわりながら,しかも生きものの多様性を保持していく。それが,そのまま,生活費の確保にもつながっていく…そんな夢のような実践例が紹介されている。これからの日本を考えるにあたって,とても示唆に富む内容だった。
    日本は海に囲まれている。そして海からの資源を頂いて生きてきた。だからこそ,今,「里海」という視点で,自分達の生活や産業のあり方を見直してみたい。
    勇気の出る本だった。

  • 刺激的な「里山資本論」の拡張編として読んだ・・・
    が、なんか変。数字的裏づけがなく、情緒的に切り取られた情景描写が続く・・・観念的で、本当に持続してけるか信憑性を判断できない。あっ、著者が違うのね。
    持続可能な海(というか湾)との共生生活を取り戻すべきというコンセプトは理解した。そんな生活にもかかわって生きていけたらすばらしいと思う。
    けど、最後に数十ページだけ書かれた、藻谷さん解説のほうが説得力がある。
    なんで、こんな構成にしたのか。まぁ、読んだ人がどのように変わっていくかに読書の価値はあるのだと思うけれど・・・

  • 人間の目指すべき方向性を示す本だと感じた。戦争、経済、宗教、自然環境など、多方面において、人間は自己中心的な成長や発展をしさえすればいいとする。それは、ややもすると、成長ではなく、瀬戸内海の減った水草や魚のように、実は衰退の道なのだ。人間も八百万の一端として、自然、つまりみんなと共生して生きているのだということ。会社でも同じ。みんな共生して、そうすることで成長していくのだと思う。地方創生的な観点にしても、会社組織で働く人間の価値観としても、本書から学ぶべきことは多い。読み返す価値はある。

  • 瀬戸内海で行われている循環型漁業、農業の事例を中心にマネー資本論とは一線を画す人間と自然の向き合いに取り組んでいる人たちの物語

  • 「カキ筏でのカキの養殖は、水産物を育てる営みであると同時に、海をカキで浄化し、最終的にカキを海から引き上げるという営みです。」

    里山の本が売れたから出したようにしか思えない。カキの話は興味深かったが、途中の島の話は里海と関係があるのか。

    水産の現場で働く人々が、高度経済成長で失われた自然を回復させ、天然の水産資源を獲得していこうとするのはよかった。

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