1日ひとつだけ、強くなる。 [Kindle]

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著者 : 梅原大吾
  • KADOKAWA / 中経出版 (2015年7月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (152ページ)

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1日ひとつだけ、強くなる。の感想・レビュー・書評

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  • 1日ひとつだけ、強くなる

    ルールのある競争において、そのポイントを押さえることは重要である。
    ポイントを誤ると結果はでない。

    強さは、「どこが強いか」が重要で、設定されたルールの本質に近くなければならず、ポイントとズレたところが強くても意味がない。

    場面ごとの最適解を求めるのではなく、ゲーム全体を捉えた視点をもつことが重要:そのゲームをどうとらえるか、どうすれば勝てるゲームなのかという視点がまずあって、そのためにどう動けばいいかを考える。
    視点とは方向性や理念のようなもので、ビジョンやストーリーとも言える。
    押さえるべきところさえ間違っていなければ、場面において失敗したとしてもかまわない。

    どういった理念や方向性で闘うのか?そういった問いかけは自分から考えて実行するしかない。
    1.うまくいっているが、視点レベルでより良く修正して場面に反映させる
    2.うまくいっているが、場面レベルでより良く修正して場面に反映させる
    3.うまくいかなかったので、視点レベルで修正して場面に反映させる
    4.うまくいかなかったので、場面レベルで修正して場面に反映させる
    いずれのやり方が欠けてもいけない。

    <コピーされない武器>
    自分なりの視点を持って考え、繰り返しているうちに、貴重な経験が蓄積される。
    そしてそれが自分だけの武器になる。こういう武器はコピーされることがない。
    ある一定以上のレベルの視点があって、それを場面で表現できているのなら、真似をされても差別化が成立しうる。

    <自分の勝ちパターンを押し付けるだけでは勝てない>
    視点の高さが同じなら、パターン記憶力が勝負をわける。
    相手の動きを見ていると、動きの中にその人なりの法則、配列(癖)といったものが見えてくる。
    相手はなぜこれをやったのか?と考え、相手の行動に意味づけをしていくことで、相手のパターンがわかってくる。

    <感情を支配する>
    勝負の時、感情は動かない方がよい。恐怖、焦り、興奮、といった感情は、すべて勝負には向いていない。
    怒りは、一時的に集中力を高める、が反動がある。

    <腹を立てるのは、相手をコントロールしたいという気持ちがあるから>
    自分が思うように他人が動いてくれないから腹を立てるようなところがある。
    腹が立ったり、納得がいかないときは、「自然現象」と思う事。
    自分ではどうにもならないことは、受け入れて、感情を動かされないようにすることが強さへの近道。

    苦手な相手も、難しい仕事も、ゲーム感覚で攻略法を考える。
    相手の行動の理由を分析するのも一つの手。
    失敗しても命までは取られない。命を取られない以上は、何事も遊びみたいなもの。

    強くなるための環境をつくるには、人間関係をないがしろにすることはできない。
    環境があってはじめて対戦は成立する。

    ある人のことを嫌だと感じるのは、その人の弱さが嫌になっていることが多い。

    <劣勢になったら、一歩引いてみる>
    感情的になったら、視点を一歩引いてみる、態勢を整える。そして広い視点で状況を見られるようにする。
    そして、確実にやれることをやっていくことで、少しずつ思考が整理されてくる。

    <自分の戦い方を崩さずに次の勝負への準備をする>
    感情にのまれず、戦い方をくずさないことで、次の戦いにもリズムを保つことができる。
    負ける時も自分の戦い方で負ける。
    目先の勝ち負けにこだわらず、自分の戦い方を崩さずに次の勝負への準備をすること。
    有利な状況になっても、攻め急がずに着実に、倒すために必要な過程を一つずつ丁寧にこなしていくこと。
    平坦な戦い方でいつも通り戦い、相手もそうするよう状況には気を配る。
    相手が何をするかわからないという偶発性を排除し、結果的に自分の実力をだせるように試合をつくること。
    90対10で圧勝するのではなく、60対40で着実に勝つことを目指す。

    <リスクを負わない姿勢が1番のリスクになる>
    常に成長を目指すことで、窮地に立たされることも少なくなる。
    ディフェンシブに戦って、リスクを負わないと、最初から負けが保証されているような状態になってしまう。

    <行動力・見る力・聞く力。この3つが強さの3要素>
    <行動力>
    目先のリスクに囚われずに、大局観を持つこと。
    投資として、動くことのポジティブな面を考えること。
    読みや予測、直観は、行動にしないと鈍ってしまう。
    予測は不安定であるが、行動に移し、経験を積むことで制度は上がっていく。
    反対に、何かが確定してから動くのは、一見安全ではあるが、レベルが上がれば予測して動く相手には勝てなくなる。
    行動力があるというのは、自分で展開を作ろうとするタイプ。対極にあるのは、相手の動きに応じることだけで闘おうとするタイプ。これは投資がないため収穫がない。

    <聞く力>
    <人のアドバイスはまず100%信じてみる>
    人が誰かにアドバイスするときは、その内容にかなり確信をもっている。
    個性やこだわりを捨て、人の意見を聞くようにする。
    本気で強くなりたい、成長したいと思わなければ、思い込みを捨てることができない。
    相手が感情まかせに発言しているときは、無視してもよいアドバイス。

    <正しい事を積み重ねた先の個人差が「個性」となる>
    個性とは、それなりのレベルの者が、日々の正しい工夫を積んだ先に出るもの。
    誤ったやり方を続けたために出てしまう偏り(クセ)とは違う。
    また、個性とは、表面的に出そうとして出せるものではない。

    <見る力>
    勝負は客観的な理に、より近い方が勝つ。
    理は不安や安心とは無関係に存在する。
    正しく成長するには、正しい分析が必要である。
    安心と不安は分析の対象とは無関係の感情である。

    <疲れた時の頑張りは、苦労の割に役に立たない>
    疲れているときはきちんと休んで、体調を整えることが必要。
    長く安定して続けられるやり方がなければ、継続的な成長もない。

    <1日ひとつだけ成長をメモする>
    新しい発見を毎日メモして成長を実感することで、モチベーションを維持する。
    できるだけ小さな発見を見逃さずに意識できるようにする。

    <プロとは、業界に貢献すること>
    誰にも真似できないモノに人は価値を感じ、それで喜んでもらう。
    燃え尽きるのはアマチュア、同じ姿勢で走り続けられるのがプロ。

    <勝負には必ず「勝つ根拠」を用意して望む>
    勝つ根拠を構築することで、思い込みでごまかさずにこうすれば勝てると自然に思えるようになる。
    仮説と検証の先に、勝つ根拠の大黒柱ができてくる。
    戦略を練る時は、キャラの強い部分を書きだす
    ダメージを受けても、意図したことなら焦らない。
    「何かあるはず」と思って探すと必ずどこかに可能性がある。
    周りの評判や評価を受け入れる必要はない。限界がどこにあるか、誰にも分からない。
    得意なことだけやっていると、いつかは行き詰まり、勝ち続けられなくなる。不向きなことをやると気づきがある。

  • プロゲーマーの梅原大吾さんの著書。
    スト2から続く2D格闘ゲームでトップを走り続けているプレイヤー。
    格闘ゲームはかじった程度の自分でも、あの大逆転劇の動画には興奮したものだ。

    しかし中身は勝手ながら思っていたゲーマーというイメージからかけ離れた、実直かつストイックなアスリートのようなメンタリティの持ち主。

    合理的に物事を捉え、自分が成長を続けるためのコントロールを淡々と積み重ねていらっしゃるのだろう。その日々の中で感じた梅原さんの言葉は、自分の日々の生活の中でも(勝負がかかる場面といえばもっぱら仕事ですが)通じるものが多い。

    その中でも自分が非常に頷けるものだった言葉をいくつか引用する。

    > 成果は各場面の「勝ちの総計ではない」
    局所的に最適化された結果の積み重ねで、全体の勝利が得られるわけではない。全体の勝利のためのポイントは何かを抑えた上で、取捨選択を行うことが大事なのだ。

    > 「うまくいかなかったから修正する」ではもう遅い
    これはシビアな勝負の世界にいるからこその勘なのだと思うが、自分の周りにいるトップランナーやエースと呼ばれる人たちにはこういう勘というか、メンタリティが備わっている。

    >1日ひとつだけ、成長をメモする
    >自分にしかわからない小さな成果を「自信」にする
    これは自らを振り返る上で、ハードルを低くしたとても良い方法。

  • 他人の評価・評判や大会に勝つことだけに執着すると、長期的な成長は得られない。たとえ小さい成長でも、毎日ひとつだけでも内面的な成長ができたら、素敵なことだと感じた。

  • 印象に残った文章。以下引用。
     今の僕は少しばかり変人じみてきていて「よし、これだけハードルを下げられた」といったような感覚まで持つようになっている。頑張ってる意識を持てないくらいの低いハードルがある意味で理想的だ。出かけるときに戸締りをするだとか、そういうレベルまでハードルを下げても、成長を感じられるくらいがいい。ここまで来るともはや他人にはほとんど分からない楽しみといった感がある。

  • なぜか、自信と勇気がもらえる。
    普通のすごさ、普通の大切さにジーンときた。
    特別であろうとして、特別なことをしようという努力は決して長続きするものではない。

    以下、書籍より引用
    自信のあるという態度というものが、世間では誤解されている。本当に強い人は、いわゆるマニュアルにあるような、自信ありげな態度は取らない。虚勢や誤魔化しがない。そういうことをする必要がないのだ。極めて普通である。僕は、そういう人に凄みを感じる。

    普通であるようで、普通ではないことに気がつかされた。なにか片意地をはったり、ムリしていることを見せないようにしている時点で普通ではない。私は とても普通を意識するようになった。

  • プロゲーマー梅原氏の生き方が分かる1冊。梅原氏はただ勝つことが目的ではないことが分かります。勝っても負けても、その内容が大事なのです。日々積み上げてきたことをしっかり出せた試合こそが、良い試合であって、勝ち負けは二の次なのです。

    目先の結果に左右されるのではなく、長期的に見て自分を成長するためにはどうしたらいいのか。それを意識することで、日々の鍛錬の仕方も変わってくるでしょう。

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