ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前半のどうやって物を捨てるか、減らしていくかの部分については正直、『何でこんなことに理屈つけなきゃいけないの?』という印象で全く良い本だとは思わなかった。
    しかし、後半ではミニマリストの良さや考え方など共感できる部分が多く、普段考えていることや感じていることが言語化されてスッキリして今後の人生がクリアになった。
    結局のところどの軸で生きるのか?が大切なことではないか。
    お金の軸で生きている人は物や余暇にこだわるように思う。
    時間軸で生きてる人は経験や人との繋がり、健康にこだわるように思う。
    どちらの軸も持っているのが普通だとは思うが重心は時間軸でありたいと思う。


    以外、共感部分

    一瞬で不幸になれる方法がある。それは自分を誰かと比べてみることだ。
    →とはいえ、承認欲求は全く無くすのは難しい。自分にとって大切なものを絞り込み満足感を得られるかが重要。

    幸せの持続時間が長いのは経験の方だ。だから誰かと比べるためにモノを買うより、行動力を上げて経験を積み重ねた方が、はるかに豊かに感じられるようになる。そして経験はお金がかかる特別な経験でなくていい。
    →物は手に入れた瞬間に価値が下がるが経験は重ねる毎に価値が増える。最悪、無一文になっても経験は残るしそうすればいつでも稼げる。

    「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を重要視した。
    →7つの習慣でも触れていた部分。

    スティーブ・ジョブズは毎朝鏡を見ながら「今日が人生最後の日だとして、今日の予定を自分は行いたいだろうか?」と自問した。そしてこれを33年間も続けたという。

    「今」に「感謝」し続ける。すべての「今」を「肯定的に見続ける」人がどうなるかは明らかである。ポジティブで、寛容で、諦めない。親切で、優しく、何よりいつも幸せそうだ。
    →過去を考えるのは後悔することで、未来を考えることは不安を煽ること、『今を生きろ』とホリエモンが言っていたが正にその通りだと思う。

    幸せになることはできず、その瞬間、瞬間に「感じる」しかないものだ。そして人が経験できるのは「今」という時間だけ。たった今、この瞬間の幸せを感じられない人は明日も明後日も、1年後も幸せは感じられない。逆に言えば今から、いつでも人は幸せを感じることができる。
    →芯をついた良い言葉だと思う。

  • 整理整頓の本かと思いきや
    考え方のほうまで言及していて
    ミニマリストになることで大事なものは何かがわかるようになりたいと思わされました。

    レンタルの話や
    断捨離先の話も紹介されていて
    断捨離ルールもポイント抑えていてシンプルでした!

    モノが多い人が最初に読む本としてもオススメです。

    雑誌のミニマリストさんがバイブル本として紹介されているだけあります!!

  • ・ミニマリストとは「自分に必要なものが分かっている人」「大事なもののために減らす人」
    ・どれだけ高価なものを買っても、「慣れ」がきて「飽き」がくる。だから次が欲しくなってくる。成功という大きな達成感にも慣れてしまう。
    ・モノを持つとは、「自分の価値観を伝える」目的がある。
    ・「自分の価値観」を確かめるためには、誰かに認めてもらうことが必要だ。
    ・モノが少ないとは、個性的である。
    ・ミニマリズムを意識すると、広告やメディアの誘惑にかられる時間が減る。
    ・何かを成し遂げたり、何者かになる必要はない。いつもの家事を全うすることで、自分が好きになり、充実感を十分に得られる。
    ・幸せの継続時間が長いのは経験のはずなのに、モノに幸せを求めるのは、物は人と比べやすく、経験は人と比べにくいからだ。
    ・「欲しい」と思って買うのではなく「必要だ」と思って買う必要がある。

  • すごく流行った本だからずっと前から知っていたけど、
    引っ越しに備えて断捨離を加速させる為に、
    このタイミングで読んでみた。

    モノを捨てる技術やノウハウ本ではなく、
    そこから得られる物事の考え方や行動の変化が詳しく綴られており
    その変化はとても興味深かった。

    同じような「ミニマリスト」になろうと思って
    なれるものではない。
    それでも、「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分けて考え、
    結果的に「必要なモノ」や「お気に入りのモノ」、
    やっぱり手放せない「便利なモノ」だけになったら
    私の「ミニマリスト」の形は完成する気がした。

    引っ越しは少し先になるので
    それまでの間にモノと向き合い、
    しっかり吟味していきたい。

  • 筆者の過去が自分にかぶる。
    断捨離の技術というよりは、精神面について多く触れられている本。ミニマリズムの効用が参考になる。

著者プロフィール

佐々木典士(ささき・ふみお)
作家、編集者、ミニマリスト。1979年生まれ。香川県出身。早稲田大学教育学部卒。出版社3社を経て独立。クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに『Minimal&ism』を開設。ミニマリズムを紹介した初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ワニブックス、ちくま文庫)は海外25カ国語に翻訳されて、世界累計60万部のベストセラー。

「2022年 『ぼくたちは習慣で、できている。増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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