ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - [Kindle]
- ワニブックス (2015年6月12日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (271ページ)
感想・レビュー・書評
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前半のどうやって物を捨てるか、減らしていくかの部分については正直、『何でこんなことに理屈つけなきゃいけないの?』という印象で全く良い本だとは思わなかった。
しかし、後半ではミニマリストの良さや考え方など共感できる部分が多く、普段考えていることや感じていることが言語化されてスッキリして今後の人生がクリアになった。
結局のところどの軸で生きるのか?が大切なことではないか。
お金の軸で生きている人は物や余暇にこだわるように思う。
時間軸で生きてる人は経験や人との繋がり、健康にこだわるように思う。
どちらの軸も持っているのが普通だとは思うが重心は時間軸でありたいと思う。
以外、共感部分
一瞬で不幸になれる方法がある。それは自分を誰かと比べてみることだ。
→とはいえ、承認欲求は全く無くすのは難しい。自分にとって大切なものを絞り込み満足感を得られるかが重要。
幸せの持続時間が長いのは経験の方だ。だから誰かと比べるためにモノを買うより、行動力を上げて経験を積み重ねた方が、はるかに豊かに感じられるようになる。そして経験はお金がかかる特別な経験でなくていい。
→物は手に入れた瞬間に価値が下がるが経験は重ねる毎に価値が増える。最悪、無一文になっても経験は残るしそうすればいつでも稼げる。
「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を重要視した。
→7つの習慣でも触れていた部分。
スティーブ・ジョブズは毎朝鏡を見ながら「今日が人生最後の日だとして、今日の予定を自分は行いたいだろうか?」と自問した。そしてこれを33年間も続けたという。
「今」に「感謝」し続ける。すべての「今」を「肯定的に見続ける」人がどうなるかは明らかである。ポジティブで、寛容で、諦めない。親切で、優しく、何よりいつも幸せそうだ。
→過去を考えるのは後悔することで、未来を考えることは不安を煽ること、『今を生きろ』とホリエモンが言っていたが正にその通りだと思う。
幸せになることはできず、その瞬間、瞬間に「感じる」しかないものだ。そして人が経験できるのは「今」という時間だけ。たった今、この瞬間の幸せを感じられない人は明日も明後日も、1年後も幸せは感じられない。逆に言えば今から、いつでも人は幸せを感じることができる。
→芯をついた良い言葉だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく流行った本だからずっと前から知っていたけど、
引っ越しに備えて断捨離を加速させる為に、
このタイミングで読んでみた。
モノを捨てる技術やノウハウ本ではなく、
そこから得られる物事の考え方や行動の変化が詳しく綴られており
その変化はとても興味深かった。
同じような「ミニマリスト」になろうと思って
なれるものではない。
それでも、「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分けて考え、
結果的に「必要なモノ」や「お気に入りのモノ」、
やっぱり手放せない「便利なモノ」だけになったら
私の「ミニマリスト」の形は完成する気がした。
引っ越しは少し先になるので
それまでの間にモノと向き合い、
しっかり吟味していきたい。 -
筆者の過去が自分にかぶる。
断捨離の技術というよりは、精神面について多く触れられている本。ミニマリズムの効用が参考になる。