皆勤の徒 (創元SF文庫) [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ気持ち悪い。文体が好み。普段小説を読もうとしてもなかなか集中出来なくて途中で飽きてしまうけど、これはどんどん読んでしまう。

    「読書で読めるのは著者の考えではなく、自分自身」という内容の文を何かで読んだし、海外の病院であるらしいビブリオセラピーで仮にこの本が処方された場合、自分はどういう診断をされたことになるのだろう…かなり効いてる。

  • 読み終えた。えらいこっちゃ。読むのに苦労した小説ナンバーワンはホサナなんだけど、これもまー読みづらい。けどそのうち読めるようになってくる。脳が適応してくる。なんだこれは。表題の皆勤の徒がー番好きだなぁ。解読の手助けに挿絵が多く入ってるんだけどそれでもわからんSF。
    巻末の解説がー番この本の中では親切で、辿り着いた時の安堵感が半端ない。あぁ現実に戻ってきたんだと。読み終えた勢いで隔世遺傳も買った。読めない漢字がある時に即検索できるKindleは本当にありがたい。
    もう独特すぎた~~…登場人物に愛着も持てず、でも先が気になってしかたなかった。
    読みにくすぎるから2話目には学園ラノベを取り入れたつもりだったと書いてあってほんと、笑ってしまった。登場人物の容姿すらうまく想像できないのにそれはないだろう。
    異形のものしかでないけど、クトゥルフ?ってきかれてもいや全然違うと答える感じの、生態系ができてる異形。
    唯一の萌えポイントはあれかなぁ…、禄ばあさんが本当は二十代であるというギャップのとこかなぁ、ちがうかなぁ。

  • 「宿借りの星」よりキツイ。
    解説がないと意味が分らないのだけども、分らないなりに文章の圧力が凄いと思う。ただ、万人向けではないというのは、どうにもならない事実。

  • 「皆勤の徒」(酉島伝法)を読んだ。
    経文に没入する修行僧のようにひたすらそこにあるはずの真理を求めて一文字一文字舐めるように読み、耽溺する。
    この心地よい気持ち悪さったらないな。
    これほどまでに魂を鷲掴みにする完璧な異世界に嵌ったのはフランク・ハーバートの『デューン』以来か。

  • かなり読み辛い。後半あたりから慣れて、スラスラ読めるようになって没入できたあたりから面白くなってきた。もう一回読み直して、解説記事を漁る必要がありそう。

  •  わけわからん。読者に不親切、わかりにくいのがハードSFなら、自分はこの分野には向いてない。
     作者以外の人の解説を読まないと(読んでも)、ストーリーすら分からんようなものは、ちょっと・・・。これ読んで面白いと思う人は、よっぽど頭がいいか、ハイセンスの持主だと思う。
    ・・・と皮肉っぽく書いたけど、同時になぜか途中で放り出さずに最後まで読んでしまったのもまた事実。なんか不思議な本。はまるには至らなかったけど・・・。

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