教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2015年6月20日発売)
本棚登録 : 49人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (263ページ)
感想・レビュー・書評
-
組体操︰危険すぎる!すぐに止めるべき
1/2成人式︰恐怖でしかない、母の日に感謝のカードを作ろう、ですら書けなかったのに……
体罰︰教室内、家庭で殴られてきた、これ以上殴られろというのか
柔道︰海外では死亡事故はなかった、国内では「柔道は死を覚悟してやるもの」という考えすらあがった
しかしそこから死亡事故ゼロへ、 ⇐ これこそ称賛されるべき
それにしても、この「感動」の連呼は何なのだろう?
なにかの冗談か?
「感動」ってのはそんなに簡単に感じられるものなのか?
恐ろしや……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教育関係者だけでなく市民もまた「教育は良きも」のという固定観念が結果的にこどもを死に追いやっているのではないだろうか。
冒頭まずはエビデンス(科学的根拠)の重要性を訴える。これまであまりに感覚的にしか教育現場を見つめてこなったかように思う。教育の現場で啓蒙思想が生かされてないのは皮肉だ。
とかく問題を被害者と加害者のみに焦点を当てがちだが「被害者/加害者/観衆/傍観者」の四層構造として捉えることを提案している。市民もまた当事者なのである。
私はこの著書の内容こそ自由主義の実践だと思う。今、立憲主義の危機にあるが、教育問題を皆で考える事なくしてそれを守ることは出来ないだろう。
全2件中 1 - 2件を表示