最速の仕事術はプログラマーが知っている [Kindle]

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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感想・レビュー・書評

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  • 4/12
    メールを書式に落とし込む
    あいさつからよろしくお願いしますまで

    フォルダの名前をツリー状につくる

    全員に意見を募る時匿名でやることにより思い込みを防げる

    順調ですは、具体的ではないので危険信号かも

    予定は遅くとも前日に入れる、確認する

    怒る理由、褒める理由だけではなく、その価値観を伝える

  • プログラマーの考え方と仕事術の対比が読み物として面白い。述べていること自体は巷に溢れる仕事術本と差はないかもしれません。プログラミングの基礎知識がない方で、純粋に仕事術のライフハックを知りたい人は無理して読む必要はないでしょう。ただ、プログラマーの仕事や考えている事も知れるので、プログラマーに興味ない人こそ読んでみるのも有りかと思います。

  • <どんな本?一言で紹介>
    国家認定の「天才プログラマー」清水亮氏がおくる、非常識だが合理的な仕事術。

    <どんな人におすすめ?>
    今よりも、さらに効率的に仕事を片付けたい人。
    時代に合わせて、仕事の仕方をアップデートしたい人。
    仕事の基準値を上げたい人。

    <読んだら、どんなことが分かるの?>
    国家認定の「天才プログラマー」が、プログラマーでない人でも使える効率アップする仕事術。

    ・同じことは繰り返すな「DRY原則」(Don't Repeat Yourself)
    ・シンプルにしておけ、この間抜け!「KISS原則」(Keep It Simple, Stupid!)

    ・Web検索では、重要なものにつながる「キー」を探す
    ・一次情報を集める最も効率のいい方法は「発信」

    ・トップが「思い込み」から抜け出すために、チャットで経営会議
    ・客からの電話には出ない

    ・進捗会議は、チャットで同時書き込み
    ・ハッカソンを取り入れる

    <日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
    1.自分だけのテンプレート集を持つ

    プログラマーは同じことの繰り返しを嫌う。この考え方を仕事に応用すると、「ライブラリ」「自分だけのテンプレート集を持つ」発想につながる。

    例えば、メール。ビジネスメールを送るときに必ず入れる「お世話になっております」や「よろしくお願いいたします」は、毎度打ち込むのではなく、かな漢字変換のIMEの辞書登録を使う。
    ぶ→不躾なメールで失礼いたしました/さ→「ご査収いただければ幸甚にございます、といったように登録しておけば、最低限のタイピングの手間でメールができあがる。

    2.情報は頭の中ではなく、外部にメモとして保存しておく
    Webを見ているとき、スマートフォンでSNSを見ているとき、道端を歩いているとき、とにかくあらゆるタイミングでピンと来たらとりあえず情報を捕まえて(キャプチャして)おく。

    クラウドサービスのEvernoteなら、世界中のどこからでもアクセスが可能で、自分が保存しておいた情報を瞬時に入手することが可能だ。
    (iPhoneユーザーなら、デフォルトの「メモ」でスピーディに保存できるので、それらと併用してもいいかも。「記憶に頼る」なんて論外で、自分のツールを固定して、メモする癖をつけることをお勧めしている)


    3.本当に重要な情報は、自分でネットワークを構築することでしか得られない


    インターネット上に、本質的に重要な情報は落ちていない。情報交換は常にギブ・アンド・テイクだ。
    例えば、情報発信のためにブログやWebページを公開し、有名な書き手になれば、自分の名前を出すだけで会える人も増える。そこまでにならなくても、不思議と情報が集まってくるようにもなる。

    また、人的ネットワーク同士をつなぐことでも、ネットワークを広げることができる。例えば、展示会や勉強会などで出会った人を5~6人集めて飲み会をする。そうしたことで広がる人間関係をたどっていくと、本当の情報を持っている人に出会える。

    インターネットは情報の手がかりを見つける場であり、本当に重要な情報は、自分でネットワークを構築することでしか得られない。

    <感想>
    3つに絞れない!(絞ったけど、、)「二択の賭けにはどっちにも張る」とか、「集中するためにこそタスクは機械に覚えてもらう」とか、すぐ取り入れられそうなノウハウから、大きなプロジェクトに出会うための考え方まで、40ほどの仕事術がのっている。

    ちゃんと実践すれば、確実に同期との差別化がはかれる(はず)。「習慣」「チリツモ」の大事さを実感するが、それ以前に「知っているか、知らないか」を強く感じる。ほんとに、この本に出会えてよかった。

  • 再読したがやはりよい

  • ・速くてムダのないシンプル仕事術
    ・頭がクリアになる情報の整理術
    ・致命的なミスを防ぐ賢いダンドリ
    ・チームの成果を最大化する仕組み
    ・視野を広げてビジネスを設計する

    プログラミングに関するキーワードと関連付けて仕事術を説く。

    テンプレート化してメール返信、かな入力をする、クリアファイルに穴を開けて記入を簡略化するなど、意外と泥臭いものが多い。

    プログラマと、それとは関係ないビジネスパーソン向けの仕事術、という組み合わせがいまいちうまくいっていないように感じる。企画ありきで、なんとか当て込んだような印象。

  • 効率的な考え方が学べた

  • Kindle

  • BookLive

  • 本書の著者はスーパープログラマーである。なので、書いてあることは、ちょっと信じがたいぐらいのレベルのプラクティスなのだが、それでも役に立つ、というか経済合理的。こういった考え方をすれば、つぶれかかった多くの家電メーカーも復活するのではないか。

  • 自己啓発

  • プログラマ視点から、効率的な仕事術を語っている面白さはありましたが、別にプログラマじゃなくても実践してそうな内容もあって、今ひとつ共感できない本でした。

  • プログラマ至上主義。自慢が多い。
    プログラムの考え方を拡張して仕事に取り入れようというアプローチだが、わかってるよ。と言いたくなる部分が多い。プログラマじゃない人にプログラマの視点を伝えるにはいいかもしれない。

  • "日本語文書を頻繁に入力するのにかな入力を覚えないのは、人生の時間の半分をドブに捨てているようなものだ"らしい。辞書登録して節約とかパソコン雑誌の特集みたいで読むに絶えず投読。

  • 仕事、経営をプログラマの視点で説いた本。
    あらゆる出来事、目的に対して、ゴールに向けて最短で到達するにはどうしたらいいのか?
    答えは一度立ち止まり、回り道をいくつか考えてみる。シンプルに実現できる方法はないか考える。
    そういった最適化の方法やヒントが著者の経験を通して多く紹介されている。

  • 具体的でまあまあよかった

  • いかに効率良く、情報を集め、整理しながら格納し、共有・活用しているのかについて具体的にわかりやすく紹介されています。読んで得したと思える内容でした。PGやSEなら、自分が使っているツールや活用法と比較しながら読めて興味深いと思います。

  • プログラマーが教える仕事術の本。
    内容は、「テンプレート作成や単語登録をしておくとメールの作成が速くできる」というライフハック的なものから、チームマネジメントのことなど、多岐にわたる。
    仕事のうえでの対応等を、プログラマーの初心者にすべて置き換えてるのが面白い(例えば「事前に行動計画をイメージしておくこと」を「プリフェッチ」と言ったり)

    ≪プログラマーは「来週の自分は他人だと思い、常にいつ読んでも理解できるプログラムを書く」ことを徹底する。≫

    後から読み返して、「あれ、こんなこと書いたっけ?」って思うことや、「自分で書いた文のはずなのに全然要領を得ない」ってこと良くある。
    「来週の自分を他人と思」って、書き残すようにするといいかもな、と思った。

    また、
    ≪プログラマーは自分の興味のある情報を収集するために、むしろ情報を発信す≫
    という記述には納得した。

    著者の清水亮さんのブログを購読してるのだけど、著書でのクールな語り口と、ブログで好きなもののことを書く時の熱量(タブレット型コンピュータ「enchantMOON」の記事とか)の差も、なんだか面白かった。
    (そういえば、「教養としてのプログラミング講座」が積ん読になってる…)

  • 自分もプログラマーなのでよくわかります。
    でも、一般向けにかみ砕いて説明しようとしているからか、もどかしい表現もあるように思います。
    もっとストレートに表現したら、面白いのになあと思いました。

  • KISS の原則、知らなかったけど他の記事でも出てきたから、すぐに復習できて良かった。

  • その名の通りの内容で、プログラミングで使われている手法を一般的な仕事に適用したらこうなるよ、という本。基本はいかに繰り返し作業を楽にするか。参考になる点も多いが、プログラマーではない俺ですらすでにやっていることも多いので、プログラマーはなおさら読む必要は無い。ちなみにこのレビューは親指シフトで書いている。

  • 超・面白い.内容も素敵だし,文章が格好良い.「プログラマとしての矜持」があまりにもキラキラ輝いているので,ついつい自分もプログラマを自称できるレベルにならなきゃと思う.何回でも読み返したい.

  • プログラミングの手法を用いて、仕事を効率化する方法。

  • 賢く手抜くこと
    議事録は主語、動詞、目的語
    シンプル
    人の心を震わせるのはライブ
    重要のは段取りと優先順位
    問題解決はきりわけることから
    仕事を完遂するリーダーになれ
    行動が予測しやすいリーダーが成功する

    ある課題が与えられたら、さっそく取り掛かるというより、解決までの段取りやて抜けない箇所を探すこと

  • 最終章を読むころになってようやく『プログラミングバカ一代』の著者の本と知りました。ということで天才が一気に書き上げた本です。

    プログラマーがものぐさであることは、増井教授がGyazoを作ったことで明らかでしょう。だからこそ最速の仕事となります。
    本書に「リーダーは『働いたら負け』」という章があるのですが、「プロの無職」を自任する人もいることですし、その通りだと思いました。

    私が特にいいなと思ったのは、「仕事を最速にするためには仕事のループ構造を考える」という話です。
    (読み返していないしメモも取っていないので言い回しは違うと思います)

    要は「ループの内側にある仕事は何度も実施されるので仕事全体のパフォーマンスに大きく響く」ということです。

    たとえば、メールの署名。
    たいていのメールソフトではシグニチャ(署名)を設定しておけばメール作成時にそれが入っていたり任意の箇所にシグニチャを挿入することができます。
    これは1通1通で都度シグニチャーを書くという手間をループの外に追い出すことで作業を軽減しているという見方もできます。

    故古川先生は

    --------------
    よろしく。

    ----
    古川善吾@(以下略…)
    --------------

    とシグニチャに「よろしく。」を含めていることでさらに効率化していましたね(笑)。
    偉い人あてのメールのときには「よろしく。」ではなかったそうで、、、何と書いてあったかは一度も戴いたことがないのでわかりません。

    閑話休題。

    このように仕事のループ構造を分析してから最適化するって、とても大切なことのように思います。

    たとえば、「テストの自動化」という仕事では、「操作を自動化して実施すること」と「操作した結果を期待値と比較してOK/NGを判定すること」の2つが一番内側の同じループに入っています。
    ですから「操作の自動化」だけでは作業効率はそんなに上がりません。
    なんというか、自動化する前に作業の構造や各作業に要する時間の分析を徹底的に行ってほしいのですが、あまりそういう発表を見たことがありません。
    自分も過去1回しか発表したことがありません。

    他にもおもしろい話が盛りだくさんの本でした。

  • タイトルは釣り。筆者の仕事術とプログラミングの技術とを照らしあわせているが、プログラマーだからという要素は薄いと思う。
    よくある思考方法をプログラムになぞらえて説明しているので、プログラマーじゃないと理解は難しいかも。図なども少ないし。

  • さらりと読めて、示唆に富む考えやツールがいっぱい。いくつかのツールはすぐに導入してみた。以下備忘録的に。Visual Studio Code:Mac,Linuxでも使える無料のエディタ。Intellisense機能も搭載。プログラム書くときの予測変換機能。/壇上で書いたプレゼンで優勝。"人の心を震わせるのはつねにライブなのである。"/PCやMacのブラウザに、Evernoteのプラグインをインストールしておけば、ワンクリックで保存可能。/Gyazo. 画面の一部を切り取って、インターネットにアップロード、同時に、クリップボードにURLをコピーしてくれる。/”日々の生活や仕事の中にもたくさんのループがあり、ループのあるところには最適化の余地があるのではないかと常に問い続けるのがプログラマーの習性なのだ。/Webに本当に大事な情報は載っていない。質の高い情報は有料。/”戦略とはAかBどちらかに賭けるのではなく、どちらの場合でも生き残るための方法論であるべきだということだ”/”ある時点の残高がおなじならば借金と貯金は本質的に等価という考え方を知っておくと、人生の様々な場面で役立つだろう”/本書で紹介してきた多くの思考法や、コラムで紹介したループの最適化や負荷分散、スケーラビリティの確保といった考え方は、プログラミング以外のあらゆる仕事に適用可能な、汎用性の高い「原理そのもの」なのである。

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著者プロフィール

日本学術振興会特別研究員

「2022年 『「予科練」戦友会の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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