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- / ISBN・EAN: 4988104099082
感想・レビュー・書評
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前作のキャストのまま2作目で完結編となるが、話はよくまとまっていた。
実写化するには映像面で難しいところがあると思うのだが、そんなに違和感なくできあがっている。
寄生獣という作品に散りばめられている、人間という存在については今回もいろんな切り口で語られていた。
人間は人間が増えすぎて地球がうまく回らなくなるのを恐れて、自分たちが望んでパラサイトに人間を駆除させていたのか。
人間が増えすぎることで地球全体でみると、崩壊に近づいているのかもしれない。
1作目では驚異的な存在であったパラサイトが、2作目では人間に寄生することでしか生きられない存在としてか弱いものとして表現されていた。
人間が束になれば、数の力で圧倒的な力を持つことができる。人間の存在について問うこの作品の原作、非常に興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前編同様に、
期待以上でした。
漫画原作で、
SFで、
CG駆使で、
というもので面白い作品が作れるような、
そういう時代がやってきたということでしょうね。
それを支える役者陣の好演があることが、
大前提ではあるが。
哲学がある作品は好きである。 -
ひとえに、ミギーの「愛らしさ」による映画だと思います。
深津絵里演じる「田宮」が、寄生生物でありながら人間の子供を産み、育てる過程で「母性」や「感情」に目覚めてゆく様子と、そんな「田宮」のことを理解せずに排除しようとする人間との対立など、人間の「業」を描き出すようなテーマ設定は見事だと感じました。
一方で、主演の二人の演技がちょっと…と感じる部分もあり、そこはかとなく漂う「B級感」が何とも言えない後味をのこします。 -
いきなりおっ始めたのにはびっくりした。
新井浩文やピエール瀧ってほんと邦画作品にかかせなかったんだなーとしみじみ感じた。
ミギーほしい。料理してくれて車の運転もしてくれて戦ってくれる。かわいい。 -
後編である今作も原作に結構忠実に作られているのでそれなりに面白いのですが改変やカットしてるシーンが残念でした。
前編がかなり良く出来ていたので本棚で眠っていた原作を引っ張り出して全巻読後してから観たのが裏目に出たみたいです。
一番残念だったのは市役所内での後藤vs自衛隊との戦い。
丸々なかったのでびっくりしました。尺の都合などがあったのでしょうがここは見たかった。
あとは突然のラブシーン。原作でもありますがここじゃないんだよと・・この場面でこんな事やってる場合ちゃうやろ!!
他にもちょいちょいありましたが読後すぐ観たので残念に感じることが多かったんだと思います。
でも目くじらを立てず観たら普通に面白い作品だと思いますので星は3つにしときます。 -
制作年:2015年
監 督:山崎貴
主 演:染谷将太、深津絵里、橋本愛、阿部サダヲ、新井浩文、岩井秀人、山中祟、ピエール瀧、豊原功補、大森南朋、北村一輝、浅野忠信
時 間:117分
音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
人間の脳に寄生し肉体を操り人間を捕食する謎の新生物パラサイトが現れ、大勢が餌食になっていった。
東福山市では市長・広川を筆頭に組織化されたパラサイトたちのネットワークが広がっていた。
これに対し人間側はパラサイト殲滅のための特殊部隊を結成。
両者の戦いは激化する。
パラサイトのミギーを右手に宿した泉新一は、パラサイト側からも人間側からも危険視されていた。
人間とともに歩む道を探すパラサイトの田宮良子は新一とミギーにその可能性を見出すものの、母親を殺された新一のパラサイトへの憎しみは増す一方だった。
ついにパラサイトと人間の生き残りを賭けた最終決戦がはじまる。 -
面白かったですね。
山崎組の映像クオリティは文句なし。
ストーリーのまとめ方もそつないと思います。
原作を読んでいないからなのかもしれませんが。
深みや人生訓を読み取る映画ではありませんので
すげー、きもいー、で良いのではないかと思います。
そういった点では見て損はない映画かと。 -
原作の終盤に出てくるおばあちゃんが好きです。
映画化に当たって、仕方ないとは言え、色々省略されているのが残念でした。 -
前半までは良かったとは思う。メッセージ性もあり、考えさせる。人間って一体何だろうかと。
ただ、後藤とのバトルシーンはいただけない。チープすぎるし、ターミネーターか!みたいなのはいかがなものかと。
あと、ラストの浦上との対決シーンはいったい何なんだと。浦上が途中で消えてしまったが、どうなったんだ?逃げたのか、死んだのか?なんなんだ。
橋本愛が、意外と艶っぽいシーンを演じることができるのには驚き。さすがポルノ映画を観ているだけのことはある。