アンガーマネジメント 怒らない伝え方 [Kindle]

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  • かんき出版
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  • ≪怒りは人間にとって自然な感情です。 怒りを感じることは決して悪いことではありません。 無理に抑えたり、感じないようにするのは、かえって不自然な行為です。 怒る必要があることには怒ってもいいのです。 大切なのは、伝え方を工夫することです。(本文より)≫

    怒りと上手に付き合うための心理教育(アンガーマネジメント)の本。
    自分自身は「すぐ怒る」タイプではない(と、思う)のだけど、最近よく言われる「アンガーマネジメント」というものに興味があったし、「言いたいことを言えずに終わってしまう人」「怒らずスマートに発言できるようになりたい人」にもオススメということだったので。

    "怒りの原因はその人の「ゆずれない価値観」=「べき」"
    「怒りの原因とは?」というもの、今まで考えたことがなかったけれど、確かに、私にも(きっと他の人もみんな)"こうあるべき"という価値観を持っているし、
    それを否定されたり、壊されたりしたら怒りがわいてくるであろうことは想像できる。
    また、怒りは二次感情ともいわれ、怒りの裏側には、本来わかってほしい感情である「一次感情」(たとえば「悲しい」「つらい」「寂しい」「悔しい」「不安」「困惑」…)があるそう。
    ゆずれない「べき」の許容範囲を広げること、また、怒りの裏側にある一次感情を理解することが、アンガーマネジメントにつながりそうだと思った。

    また、エピローグの「怒りが湧いてきたときの11のコントロール法」は実践的で、役に立ちそうと思う。

  • 自分の『べき』がどの程度なのか、確かに知っておくことは、何か事が起こった時にその基準と照らし合わせようという意識が働くであろう。
    部下とのコミュニケーションの仕方など、参考になるところも多かった。

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著者プロフィール

アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事。
立教大学卒業後、大手企業勤務を経て研修講師に。銀行・生保・製薬・通信・総合商社などの大手民間企業や官公庁で「伝わるコミュニケーション」をテーマに研修や講演を実施。対象は新入社員から管理職、役員まで幅広い。研修講師歴30年。「アンガーマネジメント」や「アサーティブコミュニケーション」「アドラー心理学」をベースとした「言葉がけ」に特化するコミュニケーション指導に定評があり、これまでのべ指導数は22万人に及ぶ。
主な著書に『アンガーマネジメント』『怒りの扱い方大全』(日本経済新聞出版)『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』(かんき出版)『働く女の品格』(毎日新聞出版)など多数。

「2023年 『怒らない100の習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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