オデッセイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142169716
感想・レビュー・書評
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さすがリドリースコットと言いたくなる作品ですね。
火星で一人ぼっちサバイバルなぶっ飛んだ設定の割には全体的に派手さはあまり目立たなくて地味で落ち着いてますね。宇宙モノってスペースファンタジー系だと派手なドンパチありな印象ですけど、宇宙人もモンスターも出てこない作品はどれもこんな印象ですね。リアリティを感じるから地味に見えちゃうんでしょうね。
宇宙飛行士とか航空パイロットとか、極度に狭き門をくぐって極限の環境に身を置く連中の仲間意識ってどこか想像を絶するものがありますね。
さらに科学者ってすごいなって…
訓練中に覚える知識も凄まじいものがあるんでしょうけど、水を生み出す方法であるとか、トライ&エラーに耐え続けられる根気良さみたいなところには感心しちゃいました。
どんな環境においてもベストを尽くすことがいかに大事なことか…思い知らされるような作品ですね。
しかし昨今のハリウッドに対するチャイナマネー流入はすごいですねぇ。ここ1、2年で観た作品には必ず中国人が出てるもんね。
まぁ作る側にとってバジェットが潤沢であることはありがたいことなんでしょうけど、スポンサー要求でわざとらしくも挿入される中国のカラミシーンには、観ているこっちとしては些かアホくさく思ちゃいますね。作品の世界観が変わってしまってないですか?って尋ねてみたいです(笑)
まぁ金出すんだから仕方ないのはわかるんですけどね。あまりにも色んな作品にグイグイ出て来るんで食傷しちゃってます。
後どのくらいの科学的な進歩があればこう言う世界になっていくんでしょうか?そのうちノストロモ号のような貨物船が宇宙を航海する時代がやって来るんでしょうね。楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「傑作」というスタンプをポンと押したくなるような映画。ロビンソン・クルーソーの火星版だが、ロビンソン・クルーソーよりタイヘンな状況だ。どう立ち向かうのかと思った以後は意外性と感心の連続。しかもかなり科学的(な感じがする)。科学の想像力が、こちらの想像力を超えている。ロケット内で食料の生産。水の作り方。昔のロケットの利用。次に来るロケットと出会うために移動のなど。絶望的な状況であっても独り言を繰り返しながらポジティプに動く主人公が感動的だし、ディスコミュージックなどのユーモアが素晴らしい。「ホットスタッフ」を聞くとこの映画を思い出すことだろう。
演出に手抜きがなく細部までリアルにリアルにつくりあげている。マット・デイモンの演技が素晴らしい。通信までできるようになり、そろそろ何か障害が出るのだろうと思ったら、全部が吹き飛んでしまう。NASAの追加物資のロケットは原因不明の爆発とそこまでの障害が。とこれまたこちらの予想を超えてしまう。また、これでどうやって対応するのだろうと、本で言うとページをめくる手が止まらないというところ。
中国の参加、Uターン救出となる。ここでもNASAの最高責任者は認めない、探査機のメンバーが勝手に行くことにするなど細かい展開がうまい。
さらにMAVシャトルでは宇宙空間にでられないとはいでいくとなどの意外性が面白い。救出場面については、宇宙服に穴を開け、それを推進力としてルイスへと近づいてくなど映画としてうまくできていること。 -
インターステラー、ガーディアンズオブギャラクシーから続く感じで
個人的には楽しみにしていた宇宙ものの流れ。
特にガーディアン・・で好評だった音楽の使い方が
この作品でも見られると風のうわさで聞いていたので
期待していた。
映像、構成、脚本どれも一級品でした。
さすが名匠リドリー・スコット印。
飄々とした主人公の設定からか、もっともっと緊迫していたであろうシーンが
案外、易々と切り抜けられるあたりに
流行のモキュメンタリーをベースに見ていたので
若干フィクションくささが濃く感じられた。
ま、強いて言えばという感じですが。
ゼロ・グラビティ的綱渡り感とインターステラー的絶望感、
アポロ13的あきらめない感が味わえた。 -
人類による有人火星探査ミッション<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニー(マット・デイモン)は暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に生きていた。
独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。
サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して生き延びることを諦めなかった。
やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった……。
火星探査中に嵐に巻き込まれ火星に取り残されたワトニーの火星サバイバルが見所。過酷な情況の中で不安や孤独と戦いながら、人糞を火星の土に混ぜじゃがいもの栽培をして食料を確保、窒素と水素で構成された燃料を結露させ水を確保、コンタクトの問題なども専門知識と前向きな姿勢でユーモアを忘れずサバイバルしていくワトニーのタフなサバイバルぶりに元気と勇気を貰えるし、仲間のクルーが協力してワトニーとコンタクトして救出プロジェクトを実行するまでのサスペンスも相まって飽きさせない展開で、勇気が見る者の心に呼び起こす傑作SF映画。
ワトニーのユーモラスなジョークとディスコミュージックがより気分を明るくさせます。 -
「グラディエーター」と並ぶ傑作。「エイリアン」も「ブレードランナー」も凄いけど、力強さが半端ない。名人芸の光と影の演出にNASA全面協力の圧倒的な迫力と映像美。挿入歌が70年代ディスコ曲特集で、「ホット・スタッフ」でノリノリにさせて、「スターマン」や「ウォータールー」と続き、エンディングはグロリア・ゲイナーの「恋のサバイバル」ですから。もうこの選曲だけでもバッドクール。もんくのつけよう無し。無条件で楽しめます。
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火星版DASH村とか誰がウマイこと言えと…
真面目に語るとスーパーポジティブマン
(絶望に押し潰されたら死ぬからむりやり
奮い立たせてる場面もあるけど)と彼を
助けるべく色んなハイスペ人間が奮闘する
人間賛歌のお話です
久々に明るく笑えて最後にスッキリ終われる
映画を観た!って感じになれるので前向きに
なりたいときに是非 -
火星に独りぼっち。助け出される可能性としては数年後。食料も大してない・・・。地球からの援助も期待できない。
こんな状況なら、絶望しすぎて、重苦しい展開になるだろ、と思っていたら、意外と軽い感じに。
マット・デイモンの前向きな軽妙さに救われた感じ。
生き抜くためには、知識と行動力ももちろん必要だが、前向きな考えも絶対的に必要。
近い将来こんなことがありそうですね。 -
長期にわたり火星にひとりぼっちというシチュエーションのわりには孤独や恐怖・絶望感は少なく。
本人が意外とポジティブだからか、地球や仲間の協力があるからか、それとも船長セレクトのディスコミュージックのおかげか?
でもあんまり深刻にすすめないのがこの映画には逆によかったのかも。
なんだかんだいって最後のところは手に汗握った。
ゼロ・グラビティと続けてみたけど、違いがまた面白いです。 -
すごい環境の設定なのに
ストーリーが単調でメリハリなくておもしろくなかったw
やっぱり頭は良い方がいいんだなぁと思ったw
アホはあんなんなったら何もできんくて餓死w -
知恵、勇気、ユーモア、前向き、時々絶望
といった感じでしょうか。
見ごたえありました。
面白かったです。