近くの映画館で、上映最終日にすべりこみで見てきました。
まず、可能な限りCGを減らした、という映像の美しさに圧倒されました。
山の恐ろしさと、美しさ、それゆえに人が魅了され、命を落とす決断をしてしまう、という残酷さ。
誰が先に登るか、にこだわるフィッシャーにアナトリが言った、「人との競争など存在しない。最後の瞬間は山に委ねられる」という言葉も真実だし、なぜ登るか、を問われたダグが「こんな美しい世界があって、それを見ることができるのに、登らないのは罪だ」という言葉も、山に狂った人たちの真実。
多くの命が失われた痛ましい事故だけど、たとえば念願の7大陸最高峰を成し遂げながら、生還を果たせなかった難波康子氏は最後何を思ったんだろう。