下町ロケット (小学館文庫) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 大人の青春!

    なんとなく上手くいく内容だろうなと思いながらも、途中で出てくる難題にドキドキしながら読み進めました。

    スッキリ爽快に終わった内容は自分の仕事に対する気持ちを鼓舞してくれるものでした。

    家の例えの2階部分。

    私もそういう生き方をしていきたいと思いました。

  • Audible読了
    やっぱりいつ読んでも面白い。
    サラリーマンならば思わず目が潤んでしまうような苦労エピソードが詰まっている。製造業を舞台にしているのが分かりやすい。こういうビジネス成功を追体験することは、へたな啓発書よりよっぽど情熱を湧かせてくれる。
    ロケット工学というとんがった分野でも、専門知識をうまく引き出しながら誰もが分かる世界を作ってくれる。そのコアに桃太郎的な人間ドラマがあるのが池井戸作品の真骨頂だ。がんばるやつが報われてほしいという願い。そこに共感が生まれると思う。

    それにしても当時TVドラマをかぶりつきで観たせいで、脳内のキャスティングがあのまんまになってしまう。それだけ日曜劇場のクオリティが高かったとも言える。余談だがAudibleのナレーターさんも阿部寛に寄せてた感じがした(笑) おかげで佃社長のキメキメ台詞シーンは、当然のようにあの目力が想起されるのである。何がであるなんだか。

  • 初のビジネス小説。

    今まで縁がなかった知的財産の世界を例示で教えてもらった感覚。

  • 映像化された本です。

    下町の工場が
    困難に打ち勝っていくストーリーは
    良かったです~

    よーし! がんばろう!って 気分になれる一冊でした。

  • いつかは読みたいと思ったけど、なかなか読めなかった池井戸作品。小6の子供が読み終わったので、読み始める。
    大田区にある中小工場が大企業相手に立ち向かうのは痛快で、休憩なしで休日1日で読み終えた。現実感は多少ないが、そこも許容範囲。他の池井戸作品も見たくなった。

  • 面白かった!
    ドラマを観ているので、話の流れはわかっているんだけど、それでも引き込まれた。
    こんな熱い仕事、できるといいな。

    殿村部長、格好いいね!

  • 世の中の大企業の理不尽さに立ち向かう零細企業の姿を描いている作品。
    立場の優位性から倒産寸前まで追い詰められた主人公が、昔からの夢を叶えたいという思いからお金に左右される事なく道を切り開いていく様子に感動した。
    リアルに描かれる従業員や家族との人間関係にも引き込まれた。

  • 初めに会社員のわたしにとって扱う金額に唖然。
    だからこそどちらに転ぶかが勝負で
    雲泥の差ができてしまうのか。
    営業の方のストレス すごそう。
    そして悪い人が多すぎて。
    怖いことを考えるもんだ。
    世の中こんな陰謀いっぱいあるんだろうな。。

    佃のプライド 粘り強さ かっこ良い。トノも。

    佃の会社の若手社員は
    自分の意見がはっきりしていて、意見を言える。
    はっきり態度に出す。
    上や佃達もそんな若手の気持ちも考えてくれる。
    意見の違いで最初は対立していたが
    社内の関係が一つにまとまったときは
    感極まり泣いてしまった。
    みんながそれぞれの仕事に誇りをもつ
    良い職場だなと思った。

    どんなに困難なことがあっても諦めず
    夢を追いかける素晴らしさ
    実現したときの晴れ晴れとした気持ち良さ

    完結も好きな展開で
    あったかい気持ちで読み終わった。

  • ■■評価■■
    ★★★★☆

    ■■概要・感想■■
    ○安定の池井戸潤のクオリティ。読み始めてのってくると、区切りをつけて夜眠るのに苦労する。面白くて。理不尽な扱いを受けるときには拳を握りしめたくなるし、相手の鼻を明かすようなときにカタルシスを感じる。
    ○嫌な相手をやっつけたことが一番ぐっとくるのはことではない。みんなで目標に向かって取り組んで、それが報われて昇華されたところが最も感動的であった。

    ○ドラマを先に見ていたので、阿部寛と吉川晃司が頭にあった。阿部寛も当然イメージと合っているのだが、財前部長の描写とドラマで見た吉川晃司の演技がシンクロし過ぎて、感動ものだった。
    ○特に頭を抱える仕草は、文字を読んでいるということを忘れるぐらい、イメージが頭の中に広がっていった。

    ○帝国重工の論理はわかる。現場技術者の意見も主任の意見も、部長、本部長も社長も。大企業には大企業の論理があるし、それは必要不可欠な要素。
    ○人としての軸、信念、技術、人間性、そんなものをうちに秘めて仕事をするからこそ、いい仕事ができるんだよな、と感じた。

  • 言わずもがなの直木賞受賞作で、ドラマ化もされている人気小説。大企業に挑む中小企業の佃社長含め、社員のみんなからも元気と勇気と情熱をもらうことができる。普段従事する仕事に夢が乗っかっているか、そこまで夢中になって仕事に情熱を傾けてるかを考えながら読んだ。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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