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- / ISBN・EAN: 4934569647160
感想・レビュー・書評
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言い回しがすごい!と、思うのとともに、面白い!
登場人物たちがとても魅力的。
そして、これはきっと小説で読んだらきっとこの人のもっと深い物語が書かれてるんだろうな、想像できて、これは、読みたいな。
と思わされた。
特にキリシタンのくだりがきっとあるに違いなく、読んでみたい。
大泉洋が『素敵」
戸田恵梨香ぎかわいすぎる!
そして、法秀尼 - 陽月華が非常にきになった。なんかよかった。
2016.06.19詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男と女の事情は、
いつだってどこにだって、
様々あるのだけれども、
ひどいことだけでもないし、
純粋なだけでもない。
笑えて、泣けた。
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しかしまぁ。
満島ひかり、何を演じさせても絶品ですなぁ。 -
TSUTAYAでレンタル。大泉洋さんの演技に笑い、戸田恵梨香ちゃんの演技に拳を握って、満島ひかりちゃんの演技に涙。そして樹木希林さんは流石でした。
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大泉洋さんの軽妙な話術健在
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江戸の言葉と台詞のテンポの速さが印象的だった。特に女にはなんと生き難い時代か。
その中を懸命に生きた人たちがいたことは本当に凄いことだ。比べ様も無く今の方が状況が良いが、結局それを幸せと思えないなら同じことか。いや、悲しみの質が違うか。
“私の宝物“ そう呼べる人と出会える幸せ。それはその人といつかは別れる悲しみを持つということだが、それでもやはりいつの時代もそれは変わらない幸せだろうなあ。
大泉洋さんの演技は独特の柔らかさがあって良いな。 -
女の強さを見ることができる映画です。男だったらよかったのに…と、思うときにオススメです。真面目に真摯に謙虚に生きていたら、強かになれそうな気がしてくる。
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もっとコメディ色が強いのかと思ってたら、意外に真面目でいい作品だった。
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鎌倉にある縁切り寺の話。
元々刀鍛冶の才能があった女が寺で勉強したら薬の知識も豊富になり、喋り方も賢くなって、別人か⁉︎ってくらいに変わったのにびっくりした。
当時の一般常識や時勢の情報がないと話が分からないところがあったり、早口で唄い文句のような言い回しをされるので何度も巻き戻して聞き取らない分からなかったり、映画館で観てたらキツかったな〜と思いました。
しごく真面目な話なんですけど、ちょいちょい大泉洋さんの面白さが出てきて、真面目にやってるんですけど大泉さんがやってるからこその可笑しさがあって良い映画でした! -
戸田恵梨香が出ている映画っていつもつまらないという自分の中でのルールが覆った!
序盤からあれ?何言っているのかわかんないシーンが多く、乗りきれないなぁ。と思いながらも大筋でわかるストーリーで洋画ではそんなのともよくあるのに、邦画でこのようなことになるとは斬新。
それでいて大泉洋って最高!これからもますます楽しみ。戸田恵梨香も満島ひかりも良い!
苦手な時代物で久しく素敵な映画体験でした! -
2015年 日本 143分
監督:原田眞人
原案:井上ひさし『東慶寺花だより』
出演:大泉洋/戸田恵梨香/満島ひかり/内山理名/陽月華/キムラ緑子/武田真治/堤真一/麿赤兒/山崎努/樹木希林
http://kakekomi-movie.jp/
江戸時代後期。天保の改革で奢侈が禁止されている江戸。舞台は、離縁したい女性のための駆け込み寺・鎌倉の東慶寺と、その東慶寺に入山するための手続きや調査を任されている御用宿・柏屋。医者見習いだけど本当は戯作者になりたい信次郎(大泉洋)は、そこで様々な事情を抱えた女たちの手助けをすることになる。
導入部の江戸の雰囲気はいかがわしくて良かった。本筋とは直接関係ないけれど、当時の浮世絵師たちが何人か登場。さらに町人たちが愛読している読み本は八犬伝、主人公が戯作者を目指しているという設定もあり、馬琴先生(山崎努)も登場して、こちらはストーリーにも少しだけ絡んでくるので八犬伝おたくはちょっと嬉しい。
口から生まれてきたような信次郎は大泉洋にはハマリ役でした。口八丁の話術だけでヤクザ者を撃退する場面などは痛快。満島ひかりの蓮っ葉だけど筋の通ったお妾役も魅力的だった。演技と関係ないけど顔の小ささに改めてびっくり!戸田恵梨香だってけして顔が大きいなどということはないはずなのに、並んだときの差が遠近法無視で怖いくらい(苦笑)まあそれはさておき、二人の女の友情は泣かせどころでした。内山理名は久しぶりに姿を見ましたが(失敬)凛々しい女侍役は似合っていて良かったです。個人的にツボったのは東慶寺の法秀尼さま(陽月華)のキャラ。厳しいんだか天然なんだか(笑)知らない女優さんだと思ったら宝塚の方だったんですね。女だらけのお寺を仕切る姿に納得。
全体的に笑って泣けてとても面白かったのですが、とにかく登場人物とその挿話の数が多すぎて、詰め込みすぎだったかな?という印象。なので、せっかく泣かせどころだった、おぎんとじょごの女の友情なども、具体的なエピソードとしてはちょっと薄かったのでもうちょっと掘り下げて欲しかった気はしました。良いキャストが揃っていただけに、ひとつひとつのエピソードの扱いが少々雑なのが勿体なかったです。