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感想・レビュー・書評
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凪良ゆう先生の作品にハマるきっかけはたまたまSNSで紹介されていた『汝、星の如く』でした。
私にとっては初めて読むBL小説でしたが、あっという間にズルズル沼にハマってしまいました。
気持ち悪い攻め、、私は結構好きかもです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吃音症持ちの高校生平良は、新学期早々の自己紹介で前の席の美しい青年清居に出会う。「きも」と辛辣な言葉を投げかけられ、王様のように傍若無人な彼だが、どこか憧憬の念すら抱いてしまう自分がいた――。そんな主人公平良の高校から大学までを描いた本作は、BLオススメでも上位に食い込んでくる名作です。
白眉だな、と思わされたのは出てくる登場人物の描写でしょうか。世間的には、「男性は理性の生き物、女性は感情の生き物」といいますが――私はあまり信じていません――黒いヘドロのような感情を鮮明に描き出しているのは、女性の作家さんならではなのかなと思います。受け役(でいいのかな?)の清居が、ある事件をきっかけにクラス内で立ち位置を失ったり、大学のときに出会った男友達の横恋慕など、嫉妬という感情が文章の隅々から滲んできます。女は生まれつき女優ともいいますが、感情面ではたしかに一日の長があるのかもしれません。
自分は男、かつBL初心者なので、あまり踏み込んだレビューは出来ないのですが、根暗な主人公と傲岸不遜なヒロインの変化は見ていてむずがゆさすらあります。終盤、ノーマルな男には見ていられない展開が繰り広げられますが、女性視点からの男性、ということを知る良い勉強になるので、是非男性の方に手を取ってもらいたい一冊です。 -
映画から
矢印が反転するのも思わぬ落とし穴にはまるのも人生ってかんじがしてとてもすきです -
攻めだけど攻めじゃない、受けだけど受けじゃない平良くんと清居くん。どちらも拗らしてるんだけど最後まで読んでしまった。読んでみて同じ気持ちになる人いると思うんだけど...。
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とにかく攻めがすごい攻めだった。印象強い。電子限定のSSで笑っちゃった。先生のあとがきで、ああ、そういうキャラは攻めですよね……って思った。これは続きも読みたい。
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BL漫画は死ぬほど読んできたのですが、BL小説は初めて読ませていただきました。
これはもう、読者それぞれの好みと合うかどうかだと思います。
「気持ち悪い」攻めと、「俺様系」の受け。私の好みとはかけ離れていたキャラクターだったのと、作者さん独特のちょっと憂いのあるストーリー(本作ではイジメに近い表現、攻めがかなり不幸でネガティブ体質)が私には合いませんでした。途中挫折しかけましたが、この交わりそうもない2人がどうやって結ばれるのか見届けたくなり結局最後まで読みました。私はもともと明るいベタベタ王道ラブストーリーが好きなので本作のストーリー自体は最高!とはなりませんでしたが、文章はとても滑らかで読みやすかったですし、普段とは違うカプとシチュエーションの話を読めたのは良かったです。 -
評価が高いので読んでみた
悪くはないと思う
けど、評価ほどのものは感じられず
至って普通の読み応えだった