見えない恐怖 [DVD]

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監督 : リチャード・フライシャー 
出演 : ミア・ファロー  ドロシー・アリソン  ロビン・ベイリー  ダイアン・グレイソン  ノーマン・アシュレイ 
  • 復刻シネマライブラリー (2015年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532612615687

見えない恐怖 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • おしゃれ~。おしゃれサスペンスホラー。盲目のヒロインの服が着替える度に可愛いし、足元しか映らない犯人が掃いているのは個性的なウェスタンブーツ。キュートで洗練された小物たちの画面構成が名作の雰囲気を作っている。ただやっぱり映画としてはやや退屈。館の住人が惨殺されている中で、盲目のためにそれに気づかず過ごすヒロインがスリリングなんだけど、いくら盲目と言っても、臭いでわからないかな? というのは野暮かな。でも、だからこそコーヒー豆の残りを臭いで判別するシーンが余計だった…

  • これは、ハラハラ、ドキドキ、ソワソワする作品。特に、一家が惨殺され、セラが帰ってきた際、床に割れたガラスが転がっているのだが、一度目はそれを絶妙にかわし、しかし逃走する二度目は思い切り踏んで足を切ってしまう。しかも、それらをとらえるキャメラは、ローアングルで床と足しか写さない。うまい。怖い。

    うまく見せない、という点では、セラが惨殺に気づかずに、一晩を過ごすときは、転がる遺体の全容をキャメラがとらえようとせず、手や足など一部分にとどめ、セラが気づいた後に遺体の状況を出している。こうした、不可視/可視の区別も、やはりフライシャー、巧みである。

    それと、気づいたのだが、全盲なので当たり前だが、POVカットが一つもない。見えないので、当たり前だが。

    【ストーリー】
    その日、セラ(M・ファロー)はバークシャーにある叔父の家に帰ってきた。彼女は盲目だったが、邸内は何不自由なく歩くことができた。翌朝セラは、競争馬の厩舎を管理している恋人のスティーブ(N・エシュリー)に会いにいった。

    彼は元気になって戻ってきたセラとの再会を喜び、すぐ乗馬に誘った。彼女はすぐになれ、盲目になる以前のように一人で走らせることができた。夕方になって家に戻ってきたが、人の気配が全然しなかった。だが、朝でかけるとき、叔父一家が外出して遅くなると聞いていたので何も心配しなかった。

    一人でコーヒーをいれ、眠ってしまった。夜中に眼をさましたセラは同室にいるはずのいとこのサンディ(D・グレイスン)を呼んでみたが答えなかった。彼女は皆眠っているのだと思い、再びベッドに入った。翌朝早く、スティーブが馬を連れてやってきた。二人は草原まで馬をとばしぞんぶんに乗馬を楽しんで、家に帰ってきた。しかし、家は誰もいないかのように静かだった。

    彼女は入浴するために、バスにお湯を入れようとして手を入れた途端、悲鳴をあげた。手にふれたのは叔父の死体だった。サンディはベッドで殺されており叔母も殺されていた。恐怖心がセラを襲い、彼女は気を失った。数時間後、気を取り戻したセラは、今度は庭師のパーカーの死体にぶつかった。その傍にはブレスレットが落ちていた。そのとき、誰かが窓をこじあけて入ってきた。男はブレスレットを探しているようだった。セラは隙をみて外にかけだし、馬に乗って厩舎を眼ざして走った。だが、木にぶつかり放りだされてしまった。

    盲目の彼女にとって方向は全くわからなかった。木にぶつかり、根元に足をとられながら傷だらけになってやっとジプシーのキャンプにたどりついた。しかし彼らは、セラが持っているブレスレットを見ると彼女を廃鉱の中にとじこめた。一方、馬だけが戻ってきたのを不思議に思ったスティーブは、車でセラを探して廻った。

    やっとのことでセラを発見したスティーブは、ジプシーのことを聞くと仲間を呼び銃を持ってキャンプに向った。唯一の証拠品であるブレスレットにはJACKOと彫られていた。犯人はジプシー仲間のジャッコ(P・ニコラス)だった。

    スティーブはすぐさま厩舎に引き返した。セラの面倒を見るようにジャッコを残してきたのだ。セラはジャッコに押さえつけられバスの中につけられて意識はもうろうだった。ジャッコは逮捕され、セラを恐怖のどん底につき落した恐ろしい事件も解決した。

    人里離れた郊外にまきおこる一家惨殺事件の鍵を握る盲目の少女が追われるミステリー編。製作はマーティン・ランソホフ、レスリー・リンダー、監督はリチャード・フライシャー、脚本はブライアン・クレメンス、撮影はジェリー・フィッシャー・音楽はエルマー・バーンステイン、編集はセルマ・コネルが各々担当。出演はミア・ファロー、ドロシー・アリソン、ロビン・ベイリー、ダイアン・グレイスン、ブライアン・ロウリンスンなど。

  • 2016/2/26 リチャード.フライシャー監督
    若きミア.ファロー可愛いですね。なかなか見えない恐怖感を迫真の演技でおこなって スゴイなぁと思いますが、何分にも昔の作品なので テレビのミステリードラマ感はあるものの 犯人が ブーツだけの視点で描かれてるのは上手いし、面白くなってきたかと思えば、ラストが あまりに呆気なく終わってしまったのが残念。

  • 『10番街の殺人』に引き続き、リチャード・フライシャー監督作品。犯人探しのミステリーとして観てしまうとちょっと釈然としないところがあるけれど、とにかく見せ方、撮り方が凝っている。盲目のヒロインが殺人の痕跡をギリギリかわしてハラハラさせたり、足元や持ち物のみで犯人を表現したりでそのものズバリというより匂わせるような映像。ヒロインが盲目になったばかりで、『暗くなるまで待って』等のような鋭い聴覚や触覚を持つ超人的な行動はとれず、性格もごく普通に恐怖を感じる平凡な女性として設定されている。それ故にこちらもヒロインと同じように恐怖やもどかしさを感じることができるのだ。
    過激さに走らずに恐怖を描ける、やっぱりフライシャー監督って上手いなあ。

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