ヴェラの祈り HDマスター アンドレイ・ズビャギンツェフ [DVD]

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監督 : アンドレイ・ズビャギンツェフ 
出演 : コンスタンチン・ラヴロネンコ  マリア・ボネヴィー  アレクサンドル・バルエフ  ドミトリー・ウリヤノフ 
  • IVC,Ltd.(VC)(D) (2015年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672246239

ヴェラの祈り HDマスター アンドレイ・ズビャギンツェフ [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ☆☆☆☆
    スタートから25分頃に「子供ができたの。あなたの子供ではないけれど・・・」というヴェラのことばから始まる長い映像は、最後にアレックスがロベルトと会い、ヴェラの生前の様子を聞くことによってやっとこの映画のストーリーを理解させてくれる。いや、あらゆる選択の可能性が狭められて観た者の解釈ができるようになるといったほうがいいかもしれない。
    だから、そこに至るまでの1時間半はストーリーを描くために映像を必死に観させられるということで、飽きも疲れもくるかもしれない。ましてや、それでもアレックス、マルク兄弟の絆の奥に漂う影のような部分(開始早々のマルクの被弾や最後の方の突然マルクの死、ヴェラがアレックスにもらす「あなたやマルクがどんな人か知っている」「キールの将来も」「あなたは自分のためだけに家族を愛している」)部分はこの兄弟が、闇の社会に関わっていることを想像させの描き方だ。(『ゴッド・ファーザー』のケイを思い出させる)

    「ヴェラの祈り」というタイトルはそんなアレックスや(長男)キール、(長女)エヴァ、そして生まれてくる子どもを含めた家族が、そんな予定されている未来から抜け出ることを願っての賭けをアレックスに問いかけたのではないだろうか?

    最初から死に至るまで、一貫して憂鬱で不安定なヴェラの姿が映像に描かれるが、「子供ができたの。あなたの子供ではないけれど・・・」ということばの真意を追い求めて映画を観ているわけだけれども、説明する部分はやはり最後の45分にれやっと訪れる。

    実際にはこの映画の詳細を理解したり、監督の訴えに近づいて共感することはできなかった感がする。
    それはヴェラがロベルトに語る「彼の子であることは事実よでも、私たちの子は私たちだけの子じゃない。私たちだって両親だけの子じゃないわ」ということば。このことばは、やっと理解しかけた自分なりの解釈をまた遠くに引き戻してしまった感じがする。

    『エレナの惑い』を観たい。
    2017/05/02

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