- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4532318409986
感想・レビュー・書評
-
トム・ハーディ、見ていて鳥肌がたった。強気に高速に乗ったように見えたけど、車中どんどん孤独になっていくのがすごく怖かった。表情とか声とか目線とか、全部から焦りと手の汗が伝わってきた…トム・ハーディの他の作品も見なくては。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【MEMO】
*ドアミラー/ルームミラー
*ハンズフリーでの会話のなかで…
*車は彼の運命をのせ疾走する
*トム・ハーディの表情だけで演ずる抑えた演技は秀逸 -
この手のネタというのはやっぱり二番目、三番目となるとやや面白みがなくなってきてしまうんだけども、まぁでも割と好きなのよね、こういうの。
というわけで好みで割り増したうえだけども、それなりに格好よく?まとめてるけど、これはダメなサラリーマンの典型パターンではないか。
出張中に女の子に手を出してそのせいで抱えたトラブルで同僚に面倒を押し付けつつ、わしは仕事にプライドを持ってるけん、お金を貰わなくてもちゃんとやっちゃるけん、と微妙なプライドを見せつつ、
てかおまえが悪いじゃん、というね。
しかしこのどうしようもないおっさん、というネタには共感を覚えるのがおっさんならでは。てか現場監督ってけっこういい車に乗ってるな、単にスポンサーの問題かな。 -
* 終始車の中の電話のみで物語が進むという設定が面白い。メリハリがあるわけではないが、90分という短い時間なので、ダレずに最後まで引き込まれながら見れた。
* 同時多発的に精神的に辛いストーリーが同時並行して行く中で主人公が様々な決断をしていく。職場の情けない部下にも、どうしようもない愛人にも、キレずに冷静に対応していくのが、不思議と素直に凄いなと思える。
* 主人公はその行動の先に希望がないことも知っている。ただその行動を起こすということに「父親とは一緒にならない」という姿勢があり、それが全てのモチベーションになっている。
* 仕事も家庭も一夜で全てを失うその決断の理由が、この父親へのトラウマという設定なのだが、そこがどうしても掴みきれないのだが、それも一つの男の譲れない生き方なのだろうか(不倫して子供つくっといてかっこいい生き様みたいなまとめ方もしにくいが…)
* 一方通行のハイウェイが比喩的に後戻りできない人生を表しているんだろうな。 -
1:26
-
車内での電話の会話だけでこんなに引き込まれていくとは思わなかった。
-
車の中だけで展開する映画。なにを優先するかは、その人次第。人生って簡単に変わるですね。
-
トム・ハーディーただ1人が車の中でひたすら電話しまくる密室劇かつ会話劇。そして85分の間に仕事も妻も家族も失うというあまりの重さに妻子ある身の俺のライフはゼロだよ…。こうと決めたことを貫くべく高速道路をひた走るその覚悟と行動は自己満足であり自暴自棄としか思えないなあ。選ぶべきもの間違ってないか?息子との会話は辛くてみてられないよ…。たった一度の過ちで人生を棒に振る男の生き様を目に焼き付けよう。
-
字幕: 安本熙生
とにもかくにも設定がユニーク。(似たような設定の作品はいくつかあるけれども。) 観る前は途中で寝てしまうかと思ったけど、そして物語も予測できない展開ではないにも関わらず、意外なことに最後まで引き込まれた。まずは脚本がいい、ということに尽きるかな。そして主演の演技。
トム・ハーディが、今まで彼が演じてきた役とは少し毛色の違う役柄を、車中という狭い空間ならではのクローズアップでしか見られない細かい演技で心の機微を表現する。これほど力量のある役者だったとは知らなかった。意外な一面を見せてもらった。私の中での彼のイメージが変わりそうだ。
若干の映像をつけた上質なラジオ・ドラマといったところか。全体的に、いい作品だった。
ひとつ欲を言うなら(いつも言ってるけど)、字幕で「私」キャラにしたのはどうなんだろう。人物像は確かに「私」が近いかもしれないけど、電話で話す相手によっては違和感があった。公的な顔と私的な顔とか、使い分けても良かったんじゃないかなあ。
★は気持ち的には3.5。