新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ [Kindle]

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著者 : 唐木元
  • インプレス (2015年8月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)

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新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズの感想・レビュー・書評

  • 印象的な箇所のまとめ

    ・書き手が目指すのは読者に文章を完読してもらうこと。
    ・体言止めが2連続するとぶきらぼうな印象になる。体言止めは動詞の省略である。読者に負担を与える。
    ・文系や段落単位の重複は、読み手に長いという印象を与える。
    ・最上表現は事実確認を慎重に。
    ・時をあらわす表現は先に出す。
    ・情報を列強するときは並べる言葉のレベル、概念の大きさや性質を合わせる。
    ・列挙の「と」や「や」は最初におく。「AとB、C、D」、「AやB、C、D」
    ・「は」は主語の提示機能がある。「が」の方が主語を限定する機能が強い。「空は青い」は一般論。「空が青い」は目の前の現象をありのままに描写する感覚になる。
    ・「は」は比較機能あり(Aは来日する。Bは来日しない)。「が」は主語の適用範囲が狭くて限定的。
    ・時間にまつわる表現は点と線をそろえる。「から」は線。「に」は点。「販売」は線。「発売」は「点」。「1日から販売される」、「1日に発売される」。
    ・「~いく」、「~くる」などの助動詞は、時間の流れが強調される表現。
    ・文章のスピードを整える。遅すぎてもだれるし、速すぎてもわからなくなり、完読してもらえなくなる。
    ・固有名詞はくどくなるギリギリまで繰り返した方がいい。「今」「本」「当」などの指示語は、文章をソリッドにしてくれるが、可能なかぎり固有名詞を使う。固有名詞が浸透する。
    。「彼らしい」「彼ならではの表現」には、客観的根拠を与える。「達者」「人気」「豪華」といった主観的評価を伴う単語も要注意。具体的な根拠を書いて、誰が見ても納得できるように。
    ・文頭一語目に続く読点は、頭の悪そうな印象を与える。
    ・文字や数字以外の記号である約物の使い過ぎは下品。強調したいことは強調して伝えられる腕を磨こう。
    ・丸かっこ()を用いた補足説明は最小限に。
    ・「できる」「可能だ」という可能表現はなくても伝わる。「このボールペンは滑らかに書くことができる」「このボールペンには滑らかな書き味がある」
    ・「こと」「もの」は減らす努力を。「理解することで」「理解すれば」、「眠ることが必要だ」「眠る必要がある」、「便利なものだ」「便利な道具だ」。
    ・人物名で始めると目を引きやすい。
    ・同意と深堀り。「それってどういうことですか?」と深堀りしていく。

  • ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の社内勉強会の内容を書籍化したものです。

    良い文章とは完読される文章であると、最初に道しるべが示されます。
    完読される文章とは、読み手に親切であり、客観的に分かりやすく伝えられた文章ではないでしょうか。

    完読される文章を目指して、句読点、修飾語の使い方、体言止めの功罪など文章の基礎に関わる部分も丁寧に説明されています。
    事例が多く、良い文章と残念な文章を対比して理解することができます。

    実際にナタリー編集部で使われている具体的な方法も紹介されるので、すぐに実践に男しむことができます。

    読みやすい文章、完読される文章という技術的なことも、根本には自分が伝えたいことを覚悟を持って発信すること、曖昧な表現に逃げないことだと感じました。

  • ◯推敲の技術
    同じ単語を繰り返したり、文節レベルの重複は避ける。二連は黄色信号。三連は赤信号。例 の では て のでを繰り返さない。
    ・文末のバリエーションを工夫する。
    ・体言止めを多用しない。
    ・過去の出来事に過去形と現在形を混ぜる。
    ・文型レベルのダブりに気をつける。
    例 ◯◯言いながら。◯◯笑いながら。
    ・同じような構造の繰り返しに注意。
    例 ◯◯描く ◯◯ ◯◯される 体言止め、名刺、◯◯されるの繰り返し。
    、主語と述語の組み合わせに注意。常に自分の書いている文の主語は何か常に意識する。
    ・係り受け 単文、重文、複文。
    ・本来の意味からかけはなれた漢字は形式名詞という。形式名詞は漢字ではなく平仮名を使う。例 新しいもの 着いたとき 出るところ など。
    ・事実確認を厳重に。数字はミスの地雷原。
    ・修正したら冒頭から読み返す。
    ◯読者の負担を減らす
    ・余計な単語を削る。
    1接続詞を削る。2重複を削る。3というを削る。4代名詞を削る・・陽気でハイテンション5修飾語を削る。
    ・余計な事を言っていないか。
    ・が、で で文章を繋げない。
    ・翻訳文体にならないようにする。
    例 ✖︎私は◯◯することができるでしょう。
    ◯私は◯◯できるでしょう。
    ・伝聞表現 ◯◯とのこと、などの伝聞表現はまとまりがなくなるので◯◯だ。など、断言することも必要。
    ・係り受けの距離を近づける。
    例 一気に ◯◯ 上昇した。なぜ ◯◯なったのか。
    ・就職語句は大きく長い順に
    例 ✖︎貴重な保存状態が良い80年前の
    ◯保存状態が良い貴重な80年前の
    ・日付、場所、事柄の順にする。
    例 2月20日に幕張メッセでpizzaオブデス のライブイベントがある。
    ・受動と能動に気をつける。
    例 ◯ナオトインティライミがリリースする。
    ✖︎ナオトインティライミがリリースされる。
    ・◯◯は、◯◯がの使い分け。◯◯がの方が主語を強調できる。
    ・文頭一語目の直後には読点を置かない方がスマートな印象を与える。
    ・◯◯可能だ、に頼らない。
    ・()に頼らない。
    ともに文章力の無さを露呈することになるため。
    ・◯◯こと、に頼らない。極力省いて別の表現にかえる。

  • 第1章で文章をシステマティックに書く方法を紹介し、
    第2章〜第5章で文章をブラッシュアップする方法を説明しています。

    第1章の終わりにも書かれていますが、私のように文章を書き慣れない人ならこの章だけでも1冊のうち7割近くの価値を持つでしょう。

  • 文章を書く上でのマクロな話、ミクロな話両方に触れている。
    意識すること、段取りとして準備すること、具体的に気をつけるべき書き方をそれぞれ学べる。
    小手先の技術としても、文を書くことに対する意識改革にも役立つと思う。
    具体的な例が必ずあるのが分かりやすい。
    こういった内容を、意識するのか何も考えずに書くのかでだんだん大きな違いが出るのだと思うので、読み返していきたい。

  • KUにて。文章の書き方についてだが、どちらかというとテクニック偏重。また、どちらかというと本当に基本的な事項が多いので、それなりに核技術を持っている人にはあまり役に立たない。ただ、イラストをそこそこ多用していて、まとまりもいいので、読みやすい本ではある。個人的には知っていることが多かったので、そんなでもなかった。

  • 第1章 書く前に準備する
    書く前の準備で文章が決まる
    01 良い文章とは完読される文章である
    02 完読される文章、完食されるラーメン
    03 文章は目に見えている部分だけではない
    04 必要なものは主眼と骨子
    05 悩まず書くために「プラモデル」を用意する
    06 書きたいことのパーツを揃える
    07 文章の主眼をセットする
    08 文章の骨子を立てる
    09 「構造シート」で整理する
    10 トレーニングで上達する
    11 話題は主眼に沿って取捨選択する
    12 基本の構成は「サビ頭」
    13 構造シートをもとに書き始める
    14 書けなくなったら
    15 作文の完成度はロングテール
    コラム 速い・フラット・ファン目線がナタリーのポリシー

    第2章 読み返して直す
    「完読」を目指して文章を磨いていく
    16 文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
    17 推敲の第一歩は重複チェック
    18 文節レベルの重複を解消する
    19 文末のバリエーションに気を配る
    20 時制を混在させて推進力を出す
    21 文型や段落単位の重複に注意する
    22 主語と述語を意識しながら構造に還元して読む
    23 単文・重文・複文を理解して係り受けを整理する
    24 読点で区切る
    25 ひとつの文で欲張らない
    26 漢字とかなのバランスに注意する
    27 本来の意味から離れた漢字はかなに開く
    28 誤植の頻発ポイントでは事実確認を厳重に
    29 修正したら必ず冒頭から読み返す
    コラム 肩入れしない、批評しない。感想を書くのはユーザーの仕事

    第3章 もっと明快に
    読者の負担を取り除いてもっと伝わる文章にする
    30 身も蓋もないくらいがちょうどいい
    31 余計な単語を削ってみる
    32 余計なことを言っていないか
    33 「が」や「で」で文章をだらだらとつなげない
    34 翻訳文体にご用心
    35 濁し言葉を取る勇気を
    36 伝聞表現は腰を弱くする
    37 複雑な係り受けは適度に分割する
    38 係り受けの距離を近づける
    39 修飾語句は大きく長い順に
    40 属性を問う主語は「こと」で受ける
    41 受動と能動をはっきり意識する
    42 おまとめ述語にご用心
    43 情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
    44 列挙の「と」「や」は最初に置く
    45 並列の「たり」は省略しない
    46 主語の「は」と「が」の使い分け
    47 時間にまつわる言葉は「点」か「線」かに留意する
    コラム 選り好みしない、全部やる。専門性は読者が見つけるもの

    第4章 もっとスムーズに
    読者に伝わる丁寧な文章にしていく
    48 スピード感をコントロールする
    49 体言止めは読者に負担を与える
    50 行きすぎた名詞化はぶっきらぼうさを生む
    51 指示語は最小限に
    52 「今作」「当サイト」……指示語もどきにご用心
    53 一般性のない言葉を説明抜きに使わない
    54 わからないことはひと言でも書いてはいけない
    55 「企画」「作品」……ボンヤリワードにご用心
    56 「らしさ」「ならでは」には客観的根拠を添えること
    57 トートロジーは子供っぽさを呼び込む
    58 文頭一語目に続く読点は頭の悪そうな印象を与える
    59 約物の使いすぎは下品さのもと
    60 丸かっこの補足は慎み深さとともに
    61 可能表現に頼らない
    62 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
    63 なんとなくのつなぎ言葉を使わない
    コラム ファンの気持ちに寄り添ってメディアを運営する

    第5章 読んでもらう工夫
    文章を伝える工夫は仕事の基本にも通じる
    64 具体的なエピソードを書く
    65 主観の押し付けは読者を白けさせる
    66 人物名で始めると目を引きやすい
    67 あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める
    68 名詞と呼応する動詞を選ぶとこなれ感が出る
    69 数字を入れると具体性が増す
    70 タ... 続きを読む

  • 国語の授業を思い出した。
    読んでもらう人のことを意識した、良い文章のテクニックだと思う。

  • 毎日のように原稿を書いているので、留意しているポイントに自覚的になれたのはよかった。目新しい内容はそこまでなかったけど、初心として折に触れて読み返そうと思う。

  • 書かれてる内容は基本的なことだけど、勉強になる。

  • 国語力が学力の基本であるのと同様に、文章力はビジネスパーソンの基本である、という趣旨に賛同する。私の仕事では記事も企画書も書かないが、メール・報告書でも完読に堪えない文章を書く人は総じて、仕事ができない。

  • 【漢字の割合のコントロール方法】
    言葉を漢字で記すことを「閉じる」かなで記すことを「開く」と呼びます。p79

    形式名詞「もの」「こと」「ところ」p80

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