父 パードレ・パドローネ [DVD]

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監督 : パオロ・タヴィアーニ  ヴィットリオ・タヴィアーニ 
出演 : オメロ・アントヌッティ  サヴェリオ・マルコーニ  ファブリツィオ・フォルテ  ナンニ・モレッティ 
  • ポニーキャニオン (2015年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013390584

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父 パードレ・パドローネ [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 原作はガヴィーノレッダという言語学者兼農家の自伝。1977年カンヌ映画祭パルムドール受賞している。冒頭と最後に登場する赤いジャケット姿の男性は、原作者本人らしい。

    父と子の主従関係や、乳を絞っている羊に罵声を浴びせると羊から「応答」があったり、学校に行ってないので毎日毎日人より羊に囲まれて暮らす思春期の少年による獣姦とか。。。

    風光明媚な大自然を背景にしているので一見大らかなんだけどシビアすぎる。

  • サルデーニャ島で暮らす文盲の少年が頭の硬い父親と対立しながらも成長していく様を描く。

  • 何もない山麓であるからこそ、獣姦して一人前の男に少しでも近づこうとするという田舎にありそうな話が良かった。リアリズムのある、貧困の中で自然と共生する厳しさを画面に正確に投影しようとした。

    大自然しかない中で人間らしいものを追い求めた結果が、アコーディオンの音色というのは、なかなか現実味のある内容(原作がエッセイだから当たり前なのだが)。

    しかし、伝記モノの宿命といえばそうなるが、リアルとフィクションの間でリアルに寄りすぎたために、面白みには欠けた印象を受けた。


    【ストーリー】
    原作者ガヴィーノ・レッダが登場し、一本の杖をエフィジオ(オメロ・アントヌッティ)に渡すところからドラマは始まる。

    サルデーニャ島で羊飼いをしているエフィジオは、6歳の長男ガヴィーノ(ファブリツィオ・フォルテ)に自分の仕事を手伝わせるため、小学校に連れ戻しに来る。家に帰ったガヴィーノに、母親は、早く一人前の羊飼いになって家に戻って来るようにと励ます。羊飼いになることは、山の番小屋に一人とり残され孤独になって、恐怖に耐えることなのだ。

    エフィジオはガヴィーノに自然の厳しさに負けず成長する知恵を教える。こうして、ガヴィーノの孤独で単調な山での生活が始まった。誰よりも恐い父と、厳しい自然に育てられて20歳になったガヴィーノ(サヴェリオ・マルコーニ)は、ほとんど口もきかない青年になった。

    ある日、通りがかりの二人の男の弾くアコーディオンの音色に魅せられ、ガヴィーノは2匹の羊と交換に古いアコーディオンを手に入れる。それ以来、父に隠れてアコーディオンの練習を続けた。ある日、羊飼いのセバスチャーノ(S・モルナール)が、敵対している家族に殺され、エフィジオは彼女からオリーヴ畑を買いとるが、冷気の襲来でオリーヴは全滅する。全財産を売り払い、その利子で生活していくことになったため、娘は町に働きに出、二人の息子は他の家に雇われる。

    ガヴィーノはドイツに移民しようとするが失敗、軍隊に入隊する。彼は軍隊でチェーザレ(ナンニ・モレッティ)と友人になり、イタリア語を学び、サルデーニャ方言の研究に関心を深める。高校卒業の資格を得たガヴィーノは、父の反対を押し切って大学を受験するが失敗。それがもとで殺し合わんばかりにいがみ合ったガヴィーノと父ではあったが、ガヴィーノが父の膝に頭を埋め、和解する。

    ガヴィーノは、その後サルデーニャ方言の研究によって言語学の学位を得、自伝を書くためにシリゴに戻ったと、原作者のガヴィーノ・レッダが登場して、説明する。

    非識字者だった羊飼いの少年が、学間を学び、厳格な父と対立しながらもたくましい知識欲によって成長していく姿を描く。ガヴィーノ・レッダの自伝(平凡社)の映画化で、彼自身も冒頭とラストに登場し、自らを語る。脚本・監督は日本初登場のパオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟。撮影はマリオ・マシーニ、美術はジョヴァンニ・ズバッラ、出演はオメロ・アントヌッティ、サヴェリオ・マルコーニ、マルチェッラ・ミケランジェリなど。この映画は、1977年のカンヌ国際映画祭グランプリと、同国際批評家大賞を受賞した。

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