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- / ISBN・EAN: 4562474167444
感想・レビュー・書評
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自分の身内や知り合いの言葉や話がいなくなった後に聞けるのはなんとも言葉にならないような気持ちですが,あった方がいいな。
なんて感じながら見ていました。
それぞれにそれぞれの人生,エピソードがあって,人質という極限化の中で語られる物語というのはとても重みを感じますね。
本当にそういう環境がもしかしたらあったのかもしれませんけれど,もし,自分がそんな極限化にあった時に何ができるのか?何を考え行動するのかも考えさせられるストーリーだと思いますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
別途
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偶然に見たのだが、最高に感動できる話だった。
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南米のテロ事件に巻き込まれて人質となった日本人6人は政府軍の強行により全員死亡するという最悪の結末を迎えた。
しかし、人質たちは絶望の日々の中で各人が順番に過去の思い出を語り合う朗読会を始めた。
将来に絶望感を抱いた極限の状態で、彼ら彼女らはなぜ過去を振り返ったのだろうか。単なる現実逃避なのか、死を受け入れるために過去を清算する意味があったのか、自分には理解できなかった。 -
さすがWOWOW。
豪華俳優陣が、しっかり、その実力を発揮する。
これ、演技うまくなかったら、結構しんどい。
さすが。
泣けます。優しいです。 -
それぞれの朗読シーンの後に、どういう経緯でその国に行ったかがクレジットで表示される。
その前に話していた内容を聞いた後のクレジットで、いろいろ感じるものがあった。
人に歴史あり、だ。
そして、人生の最後かもしれないと思った時に、何を語るか、それもその人それぞれ。
わたしは、何を語るかな。
とんでもなくささいなことなのかな。 -
いい話・・・ではないけど、よかったw
みんな文才ありすぎw -
本とはまた違う感動ポイント
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制作年:2015年
監 督:谷口正晃
主 演:佐藤隆太, 大谷直子, 長谷川朝晴, 原日出子, 阿南健治
時 間:117分
音 声:
南米のある村で、日本人7人と添乗員が乗ったマイクロバスが、遺跡観光を終えて首都に向かう帰路、反政府ゲリラに襲撃され、身代金と仲間の釈放を求める犯行声明が発表された。
拉致現場は標高2000メートル級の山々が連なる山岳地帯、目新しい情報がないまま日本国内でのニュースの扱いは次第に小さくなっていき、遠く離れた地で起きているらしい事件に人々の関心は薄れていった。
ゲリラと政府の交渉は水面下で続き、発生から100日が過ぎたある日、軍と警察の特殊部隊がアジトに強行突入し、銃撃戦が繰り広げられた末に犯人グループ5人が全員死亡、特殊部隊員2人が殉職、犯人が仕掛けていたダイナマイトにより人質となっていた8人全員が死亡した。
この凄惨な結末は、ニュースを忘れかけ、どこか楽観視していた世間の人々に大きなショックを与えた。
事件から2年後、国際赤十字が差し入れた救急箱などに仕掛けられていた盗聴器で、人質たちの音声が録音されたテープの存在が明らかになる。
テープには人質8人がそれぞれ心に残っている出来事を物語として書き起こし、各人が朗読する声が収められていた。
事件後、遺族を取材していたラジオ局の記者はテープが被害者が確かに生きていた証になると重要性を説き、かくして遺族の許可を得てラジオ番組『人質の朗読会』が放送されることとなった。