世界のまんなか~イエスかノーか半分か(2)~ (ディアプラス文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 続編だけど雰囲気は二次創作っぽい感じ、「イエスかノーか半分か」が好きならニヤニヤしながら読めると思う
    一穂先生はあとがきにまでおまけを仕込んでくれるので嬉しい!

  • 途中で語り手が変わって、潮になったところが新鮮でした。
    計が心の中で毒舌吐きながら頑張る姿に、不思議と仕事への意欲が湧いてきます。

  • 面白くて、切なくて、なおかつ真剣勝負の世界。ぐいぐい引き込まれて一気読みした。パワーアップした計の毒舌が最高。言い回しがツボすぎて何度も笑ってしまったww

  • 最近星の評価やめてたんですがあまりに文句無しなので星いつーつ!
    物語の起伏、エンタメ性が抜群すぎる!緊張〜弛緩〜の繰り返しの中にずっと織り込まれ続ける計の仕事への悩み、「好きだから」に「できるから」は勝てない。うわーめっちゃ共感してしまうーと思いながらね。そんで一番興奮したのはやはり火事中継のくだりです。
    洗練された言葉と身体感覚に訴えてくる比喩はどこまでもご健在でもっとゆっくり噛み締めながら読みたいんだけど展開がそうさせてくれず、もどかしいんだけど楽しすぎて幸せな読書でした!一穂先生の熟語とオノマトペのブレンドのさせ方はほんと心地いい。
    あといっつも違う体位とかシチュとか駆使してプロのえろってすっげえな、と思う。飽きさせない…当然だけど…
    さらなる続編も書籍版でお譲り頂いているのでさっさと読もうと思います。

  • 皆川が好きだったので、タイトルを見たとき「スッピンオフ♪スッピンオフ♪」と浮かれたけど、蓋をあけたら潮と国枝と完全な続編だった。
    多少落ち込んだものの、同じメインの続編はもしかしなくても初めてなのでは? BLでも超長編シリーズ以外ではあまり見ない気がする…と思ったらそうで、なんだか嬉しくなった。

    相変わらずテンポいい会話で、お笑い、というほどではないけど、マンガのようなテンション。裏にニュース番組がきたり、うっかり記憶喪失になっちゃったけど、俺達は元気です、みたいな続編がとても微笑ましかったし、声出して笑ってしまった。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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