燃えつきるまで (幻冬舎文庫) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 似たような失恋したことのある人なら、主人公の気持ちはよくわかるはず。だけど、不法侵入までしてしまうというのは、飛躍しすぎ。物語としては面白いのかもしれないが。

  • 失恋ってなんであんなに辛いんだろうね

  • アラサービジネスウーマンの主人公が婚約者から振られる話。

    「なーんだ、たかが失恋じゃん」とスッキリする瞬間と、泣き叫び出したくなる痛みが不意に襲ってくるあの感覚は、本気の恋愛した事のある人間なら覚えがあるのでは。

    自分を嫌いになるほど縋ったけど、それでもダメだった、って主人公の科白が好き。

  • 5年間付き合って別れを告げられた、キャリアウーマン怜子の失恋から立ち直るまでの話。

    終盤残り20%位になった位で、怜子の行動と思考に自分がついて行けなくなり、読むのをやめようかと思った。というより、読むのがしんどくなった。31歳で仕事もバリバリこなしていた女性が、5年間も付き合ったとはいえ、ただの失恋で、ここまで自暴自棄になるだろうか。可能性としてはあり得るとは思うが、現実感にかけると思った。それに、31歳というのは、今でいえばまだまだいける年代であり、結婚を諦める年齢では無いので、これまたいまいち共感できなかった。

    終盤にかけての怜子の行動について、住居不法侵入・器物損壊は犯罪であるが、別れた男が自分と似たタイプの女性とすぐ付き合って、妊娠して結婚というのは違法では無い。失恋の時の心理状況あるあるで、小説の話ということもあり、一部の読者は納得するのかもしれないが、また一部の読者は話に付いていけないだろう。

    失恋に伴って、情緒不安定や抑鬱状態になるというのも分かるが、キャリアウーマンでバリバリやってきた社会人としての自己管理能力の低さと、食生活の雑さが理解出来ない。身体は資本なので、安易にコンビニに走らず自炊すべきだし、酒に溺れたり、無断欠勤することについても、キャリアウーマン像との乖離が激しい。総じて、失恋体験についての共感は呼ぶものの、組み立てた人物像とストーリーについて、現実味が無いので、自分としては共感出来ない話だった。

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