Mommy/マミー [Blu-ray]

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監督 : グザヴィエ・ドラン 
出演 : アンヌ・ドルヴァル  スザンヌ・クレマン  アントワン=オリヴィエ・ピロン 
  • ポニーキャニオン (2015年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013406988

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Mommy/マミー [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • 観ていて苦しい映画でした。
    発達障がいの青年スティーブが起こす出来事はあまり褒められたものとは言い難く、よく映画などで障がいのある子どもを、天使のように描いたりもしますが、スティーブは、衝動的で暴力性のある障がいなので、ここで描かれるのは母と子の日々の戦いでした。

    母親ダイアンも、息子の悪事を全て叱れなかったり、時に手を上げたりと決して完璧な母親とは言えないので、母と息子との美しい親子物語を期待した人はこの作品をとやかく言うかもしれないなと思います。

    けれど、スティーブと同じような暴力性のある発達障がいの青年を、極貧のシングルマザーでも、完璧に子育てできる!と断言できる人しか、この親子のことを断罪できないはずです。

    だってこの親子は誰がなんと言おうとちゃんと愛し合ってるし、心の中ではずっと一卵性の双子のように繋がっているんです。でも、それでもどうしようもできない現実がある。

    スティーブは本当の心は優しいのに、何かと我慢がきかず思い通りにならなければ暴れるので、大人の目が離せないし、母親も、自分とスティーブが人並みに生きていくためには仕事をするしか無い。
    息子をもっと見てあげて!ちゃんと羽ばたかせてあげてよ!って画面に向かって偉そうに思うのは誰でもできる。
    でも、この親子の感じているどうしようもない苦しみなんて多分同じ立場の人しか本当にはわからない。

    障がいを持つ青年がどうだとか、母親のあるべき姿とかそんなもの何処にも正解なんか無いわけで、この物語のダイアンの選択が本当は彼女にとっても幸せではないのに、本当は大変でも一緒に居たいのに、そうせざるえなかったダイアンの苦しみがいたたまれなかった。

    そこのどうしようもないリアル感って描きずらいから、みんな心地よいハートフルストーリーに仕上げがちなのにここまでよく描いたなと感心します。

    自分に置き換えられなので、難しい作品ですが、映像や音楽はお見事。
    スティーブのアップで描かれる世界や、太陽の光の取り入れ方、そして中でもカラオケのシーンは、スティーブが感じるか世界全てを物語っているようで辛かったです。
    音楽も、まるでMVのように取り入れられてるので、スティーブたちの日々もポップに仕上がっていました。
    最後に、スティーブ役の青年にもその魅力に凄く引き込まれたのですが、隣人の主婦カイラの絶妙な演技が素晴らしかった。あの抑えた演技の中で出される不安と喜びや、楽しさ、悲しみなどの表情が上手い。

    テーマが難しいのですが、また観たいとしたら彼らの演技と美しい映像を観たいという理由かなと思います。

  • いとおしくてしかたがない。

  • ADHDである息子をもつ母親がとにかく魅力的に撮られている。そして息子の自由さ。言葉を発するのに不自由している隣人との友情。状況としては悲惨だけれども、それ以上にこの三人の幸福な関係がなんともはかなく、明るく、美しく描かれていて胸をつかれる。

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