がらくた少女と人喰い煙突 [Kindle]

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著者 : 矢樹純
  • 2015年8月28日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (248ページ)

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がらくた少女と人喰い煙突の感想・レビュー・書評

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  • 主人公の女の子とそのパートナーが(ある意味)欠陥のあるキャラというところが珍しい。殺人事件のシリアスな場面でも宝物のことや食べ物のことに気を取られてしまう主人公もかわいいし、シリアスな部分とコミカルな部分とのバランスが良いと思った。事件の真相も最後までわからなかったし、ハラハラしながら楽しく読めた。

  • 矢樹純作品。
    Kindleで読める純粋な「小説」は3冊リリースされており、こ
    の作品がいちばん古い。最後までとっておいたのは、唯一の
    “長編”であるから。

    抽象的なタイトルだが、実際にはストレート過ぎるくらいの
    ド直球タイトル。「がらくた少女」はリアルにがらくた少女と
    して登場するし、「人喰い煙突」もその通称にキッチリ謂われ
    のある象徴的な建造物として物語にそびえ立つ。それでもタイ
    トルの印象は不可思議で不気味なのだから凄い。

    これまで読んだ短編集と同じく、決して性急で無いゆっくりと
    した文章。しかし、行間から滲み出る何とも言えない薄気味悪
    さはここでも相変わらずで、舞台設定の異様さと組み合わせら
    れると息が詰まりそうになる程。
    基本的に“怖い”んだね、この人の文章って(^^;)。

    正直、「或る集落の●」や「かけがえのないあなた」などの
    短編集で感じたソリッドな恐怖感は稀薄だが、ミステリー部分
    の秀逸さがそこを見事に補っている。途中で「コイツが怪しい」
    と思った人物は完全に的外れ(^^;)で、結局最後の最後まで
    犯人が誰か解らなかった。ちょっと悔しいな、コレは(^^;)。

    矢樹純を最も評価出来る点としては、ホラー&ミステリーとい
    う実は厄介な両ジャンルの共存をちょうどいい案配で配分出来
    る作家であることだと思う。
    こういうテイストの作品ならいくら読んでも苦にならない。
    次回作品、マジで期待してます!

    ・・・その前にこの作品の前のエピソードを文庫で読まなきゃ(^^;)。
    できればKindleで読みたいんだけどなぁ・・・。

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