通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS:【通い猫アルフィー】シリーズ 第1弾) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 人の感情は、生活は、性格さえもこんなにも変わりやすいものなんだなと 猫の視点という客観視された描写で気がつくことができた。最後のシーンは本当に泣きました。

  • 前半、アルフィーの目から見た人間観察のような展開で、「イギリス版『吾輩は猫である』かな?」と読み進めたら、どんどんアルフィーが人間を癒し、幸せにしてくれる展開になり、最後は号泣でした。

    猫好きにはたまらない、猫に興味がない人にもぜひ読んでほしい1冊です!

  • 年老いた飼い主を亡くしたアルフィーから見る人間達が恋愛に苦しみ育児に悩む姿や他国で暮らす難しさが描かれ、時に賢く時に滑稽で時に愛情深い人間が描かれていて、動物から見たら人間はこんな生き物なのかと癒やされながらも思わせてくれる作品でした

  • 年老いた飼い主を亡くしたアルフィーから見る人間達が恋愛に苦しみ育児に悩む姿や他国で暮らす難しさが描かれ、時に賢く時に滑稽で時に愛情深い人間が描かれていて、動物から見たら人間はこんな生き物なのかと癒やされながらも思わせてくれる作品でした。

  • 飼い主のマーガレットを亡くしたアルフィーは、家を出ることになり、「通い猫」という形態があることを仲間の猫に聞き、生活のリスク分散のために新しい街に出かけた。ようやく見つけた街はエドガー・ロードという通りに面したところ。そこに住む人たちは、誰もが心に寂しさを抱いていた。アルフィーは猫ながらその寂しさを感じ、自分がなんとかしたいとおもった。通い猫の冒険。

  • 特に猫好きというわけではありませんが、最後の展開には猫飼ってみたいなと思わされました。

  • とっても素敵な愛情あふれるお話でした

  •  飼い主の死とともに、これまでのような安穏とした生活を送れなくなると感じたアルフィーは、自由を求めて家を出て、野良猫となる道を選ぶ。でも、それまでの安全で快適な飼い猫の座とは異なり、厳しい生存競争に晒される現実に疲弊し、孤独に耐えきれず、「家族がほしい。愛情と安心感がほしい」というアルフィーの願いは悲痛な叫びにも似ている。

     そこで、彼は、二度とひとりぼっちになるという憂き目に遭わないように、いくつかの家を行き来する通い猫となる決意をする。通う家庭は4軒。それぞれに何かしらの問題を抱えていると感じた彼が、猫なりにその解決を図り、新しい家族を作ろうともがく姿が涙ぐましいけれども、猫ゆえに人間と充分なコミュニケーションが取れず、そのジレンマにやきもきもする。

     猫目線で見ると、人間って、かくも可笑しくも愚かしく、理解不能で厄介な存在なのであろう。猫の性格からして、さぞうんざりしているのではないだろうか。アルフィーが時にすねて、プイッと出ていきたくなる気持ちもわかる!

     家族を守るために彼が最終的に選んだ行動には驚いたが、その健気な、そして固い決意に基づいた行動が引き起こす結末はまさに奇跡。

     猫は、その行動から人生を達観し、醒めた目で世の中を見ている存在のように感じていたが、実際にこのように人間をよく観察し、このように感じているとしたら、猫を見る目が変わりそうである。そして、意外に熱血漢なのかも。

     獲ってきたネズミや小鳥の死骸をプレゼントと称して玄関先に置く愛情表現は勘弁願いたいものだが(笑)

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