雇用・利子および貨幣の一般理論 ─まんがで読破─ [Kindle]

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  • ケインズの一般理論は、ざっくり言うと、アダム・スミス以来の自由放任主義では失業者は減らず、政府が介入し、利子率を下げ、公共事業を拡大することが必要、ということだと理解した。また、貿易は考慮しない理由が、一国の黒字は他国の赤字であるというのは興味深い。
    一人一人について正しいことが社会全体については必ずしも正しいとは限らない「合成の誤謬(ごびゅう)」というキーワードを初めて知ったが、よくある話だ。

  • 漫画としても楽しく読みやすかった。
    ケインズ夫妻は仲睦まじかったらしく、最後は泣いてしまった。

  • よくぞ、まとめた!
    そして、ストーリーも非常に面白かった。

  • 珍しく文学作品でなく経済学書のまんが化。シリーズによくあるなんちゃってまんが化でなく、キャラクターも動くしグラフの動きなどまんがならではの表現もふんだん。

    とは言え原書がそれなりに難解なので、まんがでサラッと読んで全部理解、とはならない。ある程度腰を落ち着けて読む必要がある。勉強する時の副読本として使うのがよさそう。


    ・古典派経済学の問題点Ⅰ―失業の定義
    ・古典派経済学の問題点Ⅱ―供給重視から需要重視へ
    ・古典派経済学の問題点Ⅲ―実質賃金と名目賃金
    ・有効需要―雇用と物価について
    ・限界消費性向・乗数理論―収入、貯蓄、投資について
    ・流動性選好理論―利子率、お金、期待について
    ・政府の役割―金融緩和と公共事業について
    ・モラル・サイエンス

  • あらすじを理解するためにAmazonで11円にて購入。
    経済に関する内容活字だとわかるかなというのが図で解説されるのでこれも漫画に向いていると思った。
    現代の経済にも通じる話なので、一般常識として一度読んでおくといいと思う。

  • シリーズ10冊がKindleで10円セール

  • マンガとしてのクオリティは高いし、面白く読めた。しかし理論の本というよりは伝記だと思う。

  • わかったようなわからんような。現代においては当たり前の理屈かなと思ってしまう。グラフの動きがイマイチ納得できなかった、というか理解できなかった。


  • ○ ジョン・メイナード・ケインズ@イギリス
    (1883-1946)
    ・1929年から始まった世界大恐慌の最中、失業者が続出してる現実を見つめ、(古典派)経済学の見直しを考える
    ・雇用量は総需要曲線と総供給曲線の交点において決定され、さらにこの点において事業者の利潤期待が最大化されるとし、ケインズはこの交点を有効需要と定義した
    ・それまで失業者は自発的失業者、摩擦的失業者の2つとしていたが、働きたくても職つけない非自発的失業者がいることを提唱
    ※摩擦的失業= 地域間,産業間における労働力移動の不完全性,あるいは季節的理由などによる労働需給の一時的不均衡から生じる
    ・需要を生み出すために、政府が金融政策、財政政策を講じることを説いた

    ○所感
    ・初の「まんがで読破」シリーズを読了
    ・(多分)要点を抑えてて、イメージリッチで分かりやすい

  • めっちゃわかりやすく、雇用と利子率の考え方を理解できた

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